“マモ”の愛称で親しまれている声優・宮野真守が27日、東京・新宿ステーションスクエアで主演のアニメーション『亜人―衝動―』(監督:安藤裕章/配給:東宝映像事業部)新宿を皆で救え!亜人一斉捜索イベントに登場した。
漫画家・桜井画門氏の大ヒットコミック『亜人』が原作。決して死なない新人類・亜人と認定され全人類から狙われることになり、逃亡劇を繰り広げる高校生・永井圭(宮野)と、それを追う日本国政府の戦いを斬新なアクションとち密な心理描写で描いた作品。今年10月の『第28回東京国際映画祭』(TIFF2015)内で話題作や期待作がノミネートするパノラマ部門に出品となり初お披露目がされ、話題となっていた。
今回のイベントは事前に一部スポーツ紙で、新宿に亜人が出るため捜索協力を願うニュースが報じられ、その結果が報告されるというもので、永井も来るかもというもので、捜査が実ったことから登壇となった。
時間になり「永井!」のコールが起こったものの、準備が整っていなかったためか、登場できずで、「まだ来れないようです」と、司会が釈明することも。そんな一幕がありつつ、気を取り直して、宮野が登場。「どうせ来るだろうと思ってた人?その通り!」と、挙手を求めて野外の会場を沸かせる。
そんな宮野のサービス精神は道行く通行人にも発揮され「名前だけでも覚えてください!亜人を主演している宮野真守です!」と、呼びかけ、観客が笑顔で振り向いてくれることもあった。
作品については、試写で観て自身も感動したそうだが、本作はプレスコという声優の演技に合わせて画をつけるという方式のため、「スタッフの方から声優さんのお芝居をすべて絵にしましたと言ってくれたんです。多少の当たりもついていなくて、僕らの感情の動きを画にしてくれて、僕ら役者陣には嬉しい形で収録してくれました」と、しみじみ。
すでに、第3部までの収録は終わっているそうだが、永井を通しで演じてみて、「病みましたし、つらかったですね。死ねないってこんなにつらいのかと。何回も死ななきゃいけないというのは、役の人生を一緒に生きるというのがあるので、役が死ぬときは一緒に死んで、その瞬間を永井圭と一緒にいたので
魂の演技ができたんじゃないかと思います」と、自信を見せる。
すると男性司会者が、「男性スタッフさんの間でも男の声優さんが好きになったっていう人が多かったですよ。感情に訴えかけるお芝居が感じられると思うんです」と、うなずき、宮野は、「ありがとうございます!本気の思いって響くじゃないですか。それは込めたいなと思っています」と、思いを語り、初日のあいさつへと向かっていった。
劇場アニメ3部作 第1部『亜人―衝動―』は27日よりTOHOシネマズ新宿ほかにて2週間限定公開!なお、テレビシリーズは2016年1月15日よりMBS・TBS・CBC・BS―TBS“アニメイズム枠”にて順次放送開始!