テンカイズα。この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります。
今回のゲストは音楽で日本を明るくしていく「ピアノ経営塾株式会社」代表・保科陽子さんです。
ピアノ経営塾とは?
宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀)「では早速ですが、ピアノ経営塾さんは今どのようなことを行っているんですか?」
保科陽子さん(以下、保科)「はい。ピアノの先生に経営を教えています。集客とか、あとは売上アップとか。そんなことをwebを使ったりして教えています。皆さんやはり音大を出られて音楽の勉強はたくさんされているんですけど、なかなか経営のお勉強まではやっていなくて。実際、ピアノ教室と言っても経営していかなければいけませんので、そういったことでお役に立てるようにやっております。」
宇賀「具体的にどのようなことを教えているんですか?」
保科「生徒募集、集客が昔と違って口コミとかではなくてwebを使ってしなくてはいけないので、ホームページを作ったり、SNSで投稿したり、コミュニケーションのやり方だったり。そういった中で今、私の中でテーマにしているのが、先生に生徒さんに対し音楽だけではなくて人間的に寄り添ってサポートしてもらうということ。そういったこともお手伝いできたらと思っています。」
宇賀「なにかこう、メソッドがあるということを伺ったんですけど?」
保科「『I LOVE 自分メソッド』って呼んでいるんですけども、ピアノの先生にも自己肯定感がまだまだ低くて悩んでいらっしゃる先生もいますので、自己肯定感をアップして自信をもって生徒さんを教えていただく。また、生徒さんも自己肯定感をアップできるというそんな風な良い流れができればなと思ってお伝えさせていただいています。」
ピアノを弾かないピアノ教室?
宇賀「なにかこう、コロナによって影響はありましたか?」
保科「いま、日本のお子さんは社会的に自己肯定感が低くて。実際、私たちのコミュニティでも友達と話せない、あと、いつもやっている活動ができなくて窮屈な思いをしている。レッスンに来てわんわん泣く子もいます。なので、保健室的な役割もこれからしていく必要があるんじゃないかということで、ピアノを弾かないレッスンがあってもいいのかなと。その時だけは今日はいいよ。ピアノ弾かなくて。話していきなよっていう。一人にもっとしっかりと向き合う。そんなピアノ教室になれるように、コミュニケーションの話とか、そういったものも皆さんに勉強してもらって。そういうサポートをしてもらうように今、動いています。」
第二の母
宇賀「ピアノの先生に求められているというか、大切なことってどういうことだと思いますか。」
保科「私たちピアノの先生というのは、子供によっては10年お付き合いすることができるんですよ。どんな先生よりもお子さんにずっと付き合える特別な役割、立場であると思うんですね。第二の母とも言えます。音楽プラス第二の母として、子供たちの心を支えるような、そんな役割になったらいいなと思っています。」
宇賀「確かに、両親にも話せないようなことも相談できるような存在ということですよね。」
保科「小学校4年生ぐらいの女の子で友達どうのこうのと言っていた子が中学生になると彼氏の話をしてきたりして。なんか大人になったなぁみたいな。先生たちもそういう話をレッスンの中でして、ピアノも弾くんだけど子供の心に寄り添うのがやっぱり楽しい。じゃあもうこの役割を全面に出していきましょうというのが、私が今、力を入れている所です。」
保科陽子×テンカイズ
宇賀「では、最後に保科さんの今後の展開を教えてください。」
保科「『三方良し』って呼んでいるんですけど、まずピアノの先生がもっとキラキラ輝けるようなサポートをして。そして、またピアノの先生が教えるお客さんである生徒さん、そして保護者がもっともっと元気になって。それでまた業界全体がもっと活性化していくような、そんな活動をこれからも続けていきたいなと思います。」
宇賀「ありがとうございました。」
テンカイズ
TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。
FM905、AM 954、TBSラジオも視聴可能
テンカイズ公式ページ:https://www.tbsradio.jp/488165
Twitter:@TBS_TENKAIZU
ピアノ経営塾株式会社
URL:https://pianokeieijuku.com/
代表取締役・保科 陽子
国立音楽大学教育音楽学科幼児教育専攻。河合楽器音楽教室に勤務し、教室勤務では生徒数No.2講師となりその後独立。年間4000名のピアノ講師を指導し、ピアノ業界では知らぬ者はいないほど有名なカリスマ講師として活躍。2014年より経営や保護者とのコミュニケーションの取り方まで指導する「ピアノ経営塾」を始動。