今大人気のHIP-HOPユニットCreepy Nutsの曲に『助演男優賞』というものがあります。その曲の中に 「♪牛丼屋のカレー、またはバナナワニ園のレッサーパンダ、ダークナイトで言えばジョーカー~時として主役を喰っちまう」というリリックがあります。確かに世の中には“主演”を凌駕する魅力的な“助演”が多く存在します。そこで今回はちまたにある、主演男優賞を喰っちまいそうな助演男優賞を紹介します。

るろうに剣心の師匠

漫画やアニメ、映画が大ヒット。現在、北海道編が連載中の「るろうに剣心」。主人公・剣心の味方パーティーには左之助、斎藤、弥彦などがおり、敵役には志々雄、宗次郎、蒼紫ら魅力的なキャラクターがたくさん登場します。そんな中、登場に痺れたのは剣心の師匠・比古清十郎。飛天御剣流の前継承者で作中では陶芸家として世を忍んでいます。京都編で志々雄一派が葵屋を強襲した際、不二の刃に弥彦が斬られそうになった刹那、清十郎が現れ間一髪食い止めます。そして弥彦に「この勝負、最後まで俺のバカ弟子を信じ抜いたお前の勝ちだ」と不敵な笑み。その後も不遜とも受ける態度やセリフがありますが言葉通りにとてつもなく強く敵を一掃。その強さは主人公を凌駕するともいわれ、作者も“ジョーカー”と喩えるほど。

遊園地のゴーカート

遊園地の“主演”といえばジェットコースター、観覧車、お化け屋敷などがありますが、助演男優賞はゴーカートではないかと思います。どこの遊園地にもあるしクオリティーにムラが無く全年齢対応、かつ楽しい。俳優でいうと國村隼さん。確かな存在感に演技力、その名前を見た時に感じる作品の安心感。そんな存在がゴーカートではないでしょうか。

かくいうそうそうたるアトラクションがひしめき合うディズニーランドにも開園当初から34年間あり続けたのもゴーカートでした。

お弁当の素パスタ

こんなご時世になり出前で届けてもらったり、コンビニで購入することが多くなったお弁当。主役はからあげやハンバーグ、お肉料理などが定番ですが、助演男優賞は下敷きにされている“素パスタ”。いつもは何のために入っているのか? かさ上げすんなやと蔑ろにしてきましたが自分が年を取るにつれ彼の存在の大事さが分かってきました。ハンバーグで油っぽくなった口の中をリセットするために食べたり、バーグのソースを絡めて食べたりと彼なりにおいしい食べ方があるのだと気付かされます。胃もたれも多くなってきた年頃、バーグを微減させてパスタを少し増やしてほしいとすら思います。

食べ物で言うと中華店で丼ものを注文した時に出されることが多い中華スープ。絶妙に塩っ辛く香りも食欲を刺激してくれる魔法のスープ。ラーメンを食べたくてもあのスープを飲みたい欲求で丼ものを注文してしまうこともあります。

イケアのレストラン

スウェーデン発祥の家具店「IKEA」。おしゃれで機能性も高く、かつ安価で家具が購入できるこのお店。かつては郊外にあるイメージでしたが2020年には原宿にも進出しデートスポットとしても人気。ここでの助演男優賞といえばやはりレストラン。スウェーデンの伝統料理ツンブロードをはじめホットドッグやミートボールがとても美味。さらにソフトクリームも適度な大きさなのでいくつも食べられそうです。しかもいずれも安価でお財布にも優しい。なんだったらレストランのために訪問してもいいくらいのクオリティーです。

ジンギスカンのあいつ

モンゴル帝国の皇帝のことではなく、1979年にドイツでデビューしたグループ「ジンギスカン」の方。学校のイベントやスーパーで流れるお馴染みの曲でグループ名と同名の「ジンギスカン」の歌詞「♪ジンジンジンギス~カン」は近代でも有名です。メンバーは6人なのですが、YouTubeなどにもアップされているので是非見て欲しいです。

前奏で「♪ウッ! ハッ! ウッ! ハッ!」のコーラス、印象的なメロディーが流れる中、王様のような装いのルイスが1人フロントに立ち、キレッキレのダンスを披露。歌に入る直前、ルイスはスーッと後ろに下がり歌い出すのは他の5人。まさに「お前が歌わんのかい……」スタイル。その後もルイスは前に出たり後ろに下がったりしながら、うざいぐらいに踊ります。メインであるはずの歌唱メンバーの顔なんて全然目に入ってきません。ルイスの独壇場です。

さて、今回僕が勝手に思う『助演男優賞』を紹介してきましたが皆さんはどう思われたでしょうか。きっとまだまだ主演を喰ってしまっている助演はあるはずなので探してみてくださいね。

情報提供元:マガジンサミット
記事名:「時には主役を喰っちまう!?ちまたの『助演男優賞』