うおの目・たこ治療薬を製造販売するニチバンが、働く女性500人を対象に「女性の足裏事情」に関する意識調査を実施。足裏が硬くなったり厚くなったりしている「コンクリート・フット」に悩んでいる女性が約8割にのぼることが明らかになった。
「足裏の見た目」に自信なし?自己採点は平均51点
同調査によると、日ごろから足裏のケアを行っている女性は38%。6割以上の女性は、日ごろ足裏のケアを行っていないことが判明した。ケアをする目的は「角質の除去」が69%で最も多く、以下は「乾燥対策」(44%)、「疲れをとる」(42%)などの項目が上がっている。
また、「同性の友人に足の裏を見られること」について尋ねると、55%が「抵抗がある」と回答。半数以上が「足裏を見られたくない」と思っていることが明らかになった。自身の“足裏の見た目”にどれほど自信があるかを100点満点で評価してもらうと、平均は51点。足裏の見た目に自信のない女性が多いという事実が浮き彫りになっている。
足裏に自信のない理由を探ると、「皮膚の硬さや厚さ」が約8割にのぼり、足裏が硬くなったり厚くなったりしている「コンクリート・フット」状態であることが分かった。
さらに「コンクリート・フット」の影響について聞くと、「歩くときや靴を履くときに痛みを感じる」(29%)、「痛む部分をかばうことで、不自然な歩き方になる」(13%)など、痛みに関する影響を挙げる声があった。
女性の半数以上が「うおの目・たこ」を経験?
コンクリート・フットの女性たちの悩みは「皮膚の硬さ/厚さ」「痛み」だけでなく、彼女たちの半数以上(54%)が「うおの目・たこ」のどちらかの経験があると回答した。
「うおの目・たこ」ができた部位としては、1位が「親指の付け根」(39%)で、続いて「足裏の中央部」(29%)、「小指の付け根」(16%)など、いずれも歩く際に圧迫されやすい部位が並んだ。つま先や足裏の中央に大きな荷重がかかるヒール靴を履く場合は、特に注意が必要だといえる結果となっている。
女性たちに「うおの目・たこ」の痛みを他のものに例えてもらうと、うおの目は「靴に小石が入る」「トゲが刺さる」「深爪をする」といった答えが目立っている。日常的にそのような痛みに悩まされると、痛みのある箇所をかばうために不自然な歩き方になり、腰痛や関節痛など他の箇所に影響が及ぶことがある。
同調査では、コンクリート・フットに悩んでいる女性はもしたこ・うおの目になってしまったら、治療薬の使用を早めに対処することが重要であるとまとめ、症状悪化の前に早めの対処を推奨している。
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Fujisan.co.jpより