朝の目覚めに、深夜の一服。仕事の相棒にも、癒しのひと時にも欠かせない飲み物がコーヒーです。
国際協定により、コーヒーの新年度は10月から始まります。全日本コーヒー協会(横山敬一会長理事)では1983年より10月1日を「コーヒーの日」と定め、広報活動を行ってきましたが、2015年より国際コーヒー機関において10月1日は「国際コーヒーの日」と定められました。
さて、そんなほっこりするような日に、同協会は都内で第2回「Life with Coffee フォトコンテスト2017」授賞式を開催しました。
コーヒーと共に過ごす素敵な時間を写真で切り取り、背景にあるストーリーや構図などを競うフォトコンテスト。6,550作品が集まり、東京都の石川和久さんがグランプリを受賞しました。
父子の愛の間に温かいコーヒー
作品名は「ま、一杯」。秋を感じさせる木々を背景に、火おこししている父へ小さな息子が一生懸命コーヒーを注いでいるシーンです。
審査員を務めたミスユニバース日本代表経験を持つ写真家、織作峰子さんは「親子の愛の形がたっぷり感じられる1枚。子どもがカメラを意識していない自然な感じも良かった」と選考の決め手を話していました。
グランプリを受賞した石川さんは「頭が真っ白。緊張をほぐすためにアイスコーヒーが飲みたい」と率直な感想を述べ、会場を沸かしていました。また、「目に見えない雰囲気やアロマ、リラックス感が出せたと思う」と語りました。
左から織作さん、石川さん、横山会長理事
高橋大輔オフショットに女性陣メロメロ
当日はサプライズゲストとして元人気フィギュアスケーター、高橋大輔さんが登場しました。会場には黄色い声援が飛び交います。「僕も朝と移動中、昼、夜と、1日4回はコーヒーを飲む。受賞作品はどれも素敵」と話す高橋さん。グランプリ作品を見て「こんな親子の写真を撮ってもらいたい、近々?近々はないと思う」とし、女性ファンは安堵していたようです。
インスタグラムでお洒落な写真を披露している高橋さんも、コーヒーの写真を発表しました。1枚目はニューヨークのカフェで撮影したもの。可愛らしいハートのラテアートを真上から収めました。織作さんも「コーヒーの可愛さとゴールドのテーブルの渋さがマッチしている。カップを左下にずらすという構図も良い」と高評価。現役時代と変わらぬバランス感覚です。
2枚目はオフショット。パジャマ姿の高橋さんがキッチンでコーヒーをいれています。この貴重なシーンに、会場からは「フゥー!」という歓声が上がっていました。
展示会に試飲会、サンプリングなども
この日はグランプリ作品を含む各部門の受賞作品8点がイーゼルに飾られ、来場者の目を楽しませていました。また、コーヒーの試飲やサンプリング、ブースの出展もあり、多くの人で賑わっていました。 横山会長理事は「フォトコンテストの認知度が上がっている。インスタグラムの影響で写真への関心も高まっているのでは。来年以降もこのような形を継続していきたい」と話していました。