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おやすみ絵本ブーム!大人が面白くて目が冴える「大人向けのおやすみ絵本」とは


去年、話題になった絵本といえば、そう「おやすみ、ロジャー」でございます。「絵本の常識を変えた記録的ベストセラー!」、「100万部突破!」などと話題になりました。その第二弾も先日、発売になりました。その名も…

「おやすみ、エレン 魔法のぐっすり絵本」(カール=ヨハン・エリーン:著、三橋美穂:監修/飛鳥新社)

 

今度は、「エレン」でございます。主人公もウサギからかわいいゾウに変更でございます。もちろん、前回同様、行動科学者のカール=ヨハン・エリーン様によるストーリーを読み進めるに従って眠気を催す仕掛けがご用意されております。

 

「おやすみ、ロジャー」の影響で「おやすみ絵本」が続々と出版されておりますが、実は「おやすみ絵本」というジャンルは、もともと人気ジャンルで、昔からたくさんの絵本が出版されております。そもそも、絵本を読むシチュエーションが布団の中とか、寝る前が多いわけで、当たり前といえば当たり前田のクラッカーなのでございます…。

 

ただし、「おやすみ絵本」の中にも様々なものがございます。「おやすみ、ロジャー」のような科学(心理学)効果のある絵本、心が安らぐ絵本、幸せな気分になれる絵本、笑わせてくれるユニークな絵本、ほんとうに色々ございます。

 

今回は、そんななかから、「なにコレ!こんな面白い絵本あるんだ!」と、逆に目が冴えてしまう!大人がハマること間違いなしの新ジャンル“おやすみ大人絵本”を大人絵本マニアのNN昌が紹介いたします!

 

まずは、こちら。

「シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる」(作:おくはら ゆめ)

 

これは、是非!読んで頂きたい。ユーモアたっぷり、それもシュールでナンセンス度もかなりお高い!!大人が「面白い!」と思える絵本でございます。小生を大人絵本マニアにした絵本の一冊でございます。

 

内容はと言うと…。みんなが寝静まった夜中の1時。業界用語で言うと25時、山高帽とマントをはおった怪しい“シルクハット族”が集結。そして、一斉に夜空へ飛び立ちます。そして、各家庭の寝室に忍び込んでは、ある行動を起こしては、颯爽と去ってくという物語でございます。

 

この行動が、笑えるのでございます。それでいて心が温かくなるのでございます。

是非、絵本を読んでお確かめ頂きたい!!のでございます。

とにかく、大人が笑えて心が温かくなる絵本でございます。

 

そしてもう一冊。

「ねむれない おうさま」(原作:ベンジャミン・エルキン 絵:ザ・キャビンカンパニー)

 

こちらは、最近出たばかりの絵本でございます。選んだ理由は2つ。絵が人気絵本ユニットのザ・キャビンカンパニー様というところ。とてもポップで大人好みの画風、まさにアート絵本ございます。お部屋のインテリアにオススメでございます。

 

そして、もうひとつは内容。なかなか眠れない王様に対して、家来たちがいろいろと知恵を絞って、様々な策を講じますが、その解決策が「おやすみ、ロジャー」の真逆のアプローチなのでございます。物理的な科学的なアプローチを否定しているとも思える内容なのでございます。考えさせられる内容になっております。

 

以上、大人におススメの「おやすみ大人絵本」でございました。是非一度、秋の夜長にご体験くださいませ。

(文:NN昌)

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