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世界規模のワークショップがユニクロ TOKYOからスタート!ピカソとチャリティプロジェクト「PEACE FOR ALL」がコラボし平和を願う


ユニクロのチャリティプロジェクト「PEACE FOR ALL」で、ピカソとコラボしたTシャツが2025年3月に発売されます。このプロジェクトの一環として、パリのピカソ美術館とArtolutionの協力によるアートワークショップ「Bouquet of Peace」が世界25都市で開催されます。日本では3月にユニクロ TOKYOでワークショップが行われ、参加者が平和や個々の想いを大いに表現しました。参加者はピカソの「花束を持つ手」からインスピレーションを受け、それぞれの平和へのビジョンを描きました。描かれた作品は5月にピカソ美術館で公開されます。Artolutionは世界中でアートを通じて平和活動を行っている団体で、今回のワークショップでも子どもたちへの教育や癒しの効果が期待されました。

ユニクロのチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」は、20世紀の代表的な画家の一人であるパブロ・ピカソとのコラボレーションTシャツを、2025年3月14日(金)に発売。ユニクロは、同プロジェクトの一環として、フランス・パリのピカソ美術館とArtolutionの協力によるアートワークショップ「Bouquet of Peace」を3月より、パリ、ニューヨーク、東京をはじめ世界25都市で順次開催していく。

日本では3月13日(木)~20日(木) の期間にユニクロ TOKYOの4階で誰もが参加できるアートワークショップが開催。今回取材した開催初日には、青山学院大学や国際基督教大学などで平和学やコミュニティ支援を学ぶ学生が参加し、Artolution のアーティストによるアートワークショップが実施された。学生たちは、「花束を持つ手」などのピカソの作品からインスパイアを受け、それぞれの平和への想いや願いを作品で表現した。

アートワークショップは、「PEACE FOR ALL」のTシャツの柄として採用された、1958年にストックホルムで行われた国際平和会議のために描かれた作品「花束を持つ手」を題材に、ピカソのアートに触れ、平和について考える機会を作り出す。ピカソ美術館から提供されたピカソ作品の貴重な資料によって、参加者は作品への理解を深め、自由な発想でそれぞれの平和を描く。

世界中の人々が描いた作品は、5月にパリのピカソ美術館に集まり、Artolutionのアーティストの手により平和の願いを込めたひとつの大きな作品として完成され、パリのユニクロ マレ店にて期間限定で公開される。

Artolutionは、世界5大陸の地域拠点で、難民やストリートチルドレン、監禁されている人 、身体的・精神的障がいを持つ人々、難民キャンプや紛争地域に住む若者などとともに世界中でアートを制作する活動を進めている団体。初日のアートワークショップには、Artolutionのアーティストである照山さんがファシリテーターとして参加し、画材の準備や学生たちへのコンセプトの説明、絵を描く際のアドバイスなどを行った。

「平和への想いや願い」というテーマを聞いた学生たちは筆を持ち描き始めるまでに少し時間を要したが、ピカソの作品を見たり描きたいものをスマートフォンで参照したりして、徐々に自身のイメージを膨らませていった。「花束を持つ手」が題材になっていることから花や花柄を描く学生が多く、中には平和の象徴でありピカソが特に好んだという鳩を描く学生もいた。

作品が完成すると、何人かはみんなの前で作品の解説や意図を発表した。用意された和紙いっぱいに複数の花を描いた学生は「祖父が戦争に関わっていた当事者ということもあり、幼少期から戦争や紛争について考える機会があった。最近、国際女性デーもあったのでミモザも入れたりして、カラフルで明るくも芯のありそうな絵にしてみました」と話した。

また、一輪の花で平和を表した学生は「地球を軸にして人が手を取り合って花びらの一枚一枚になってる。地球上に白人、黒人、黄色人種といろんな人がいますけど、地球という一つのものの上で手を取り合って囲ったら平和になるんじゃないかと思った」と説明。

プログラムを一通り終えて、照山さんは学生へのメッセージとして「アートの活動は、難民やストリートチルドレンといった環境にいる人たちが次世代になったときに、同じままでいないための気持ちの教育であったり癒しになります。ワークショップとしては、楽しんでもらえるのが一番いいかな。癒しとして子どもたちに良い影響を与えます。(こういうワークショップを)マネできそうならどこかでぜひやってみてください。いろんなところで活動ができるのでチャレンジしてください」と伝えイベントを締めくくった。

今回、絵を描くにあたって照山さんが和紙を用意したが、その理由としては「せっかく日本の作品がパリに行くので、日本の材料を使いたいなと。茨城の大子町にとても質が良い和紙の原料があって、その大子町にある工房で買ってきました」と、自身が活動拠点としている茨城県の和紙を選んだと話していた。

アートワークショップで学生たち、店舗に来店した方々が描いた絵は、最終的には照山さんの手によって一つのキャンバスにまとめられて、5月にはパリで展示される。

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