横須賀のクラフトビールブルワリー「GRANDLINE BREWING(横須賀)」 とサウナーのためのサウナグッズ専業ブランド「サウベニア(SAUVENIR)」とのコラボレーションで誕生した「ビールナイトサウナ」のリリースを記念し、狛江市の銭湯「狛江湯」でナイトアウトイベントが11月15日(金)に開催された。
イベントでは、「ビールナイトサウナ」のオリジナルラベルビールやグッズ販売のほか、当イベント限定の樽生ビール「All Night Session」の提供をはじめ、4TapすべてがGRANDLINE BREWINGのビールを繋ぐ"Tap Take Over"も実施された。狛江市出身の筆者も狛江湯でのイベントを楽しませていただいたので、今回はその様子をお伝えしていく。
横須賀から日本全国、世界へつながるグローカルなビールづくりの実現、「乾杯、その最高の瞬間をもっと!」をミッションに掲げ、次世代のビールカルチャーを創出する ”コミュニケーションブルワリー”それがGRANDLINE BREWING。
さまざまなクラフトビールを醸造している以外に、音楽アーティスト、ファッションブランド、注目クリエイターとのコラボやイベント開催など、幅広く行っている。ビールの種類は20種類を超え、ラベルやアートワークにアニメのようなイラストが使われている点などが特徴。
今回のイベントでは、ビールサーバーが4Tapある内、すべてを「GRANDLINE BREWING」のビールが占拠。濃厚な味わいのスムースヘイジーIPAや、まるでレモネードのようなレモンの酸味を感じさせるビールなどの4種類が用意されていた。
今回は、イベント限定ビール「All Night Session」を飲ませていただいたが、華やかな香りとしっかりしたフレーバーを楽しめるビールになっていた。今回の4種類だけでも、味わったり見たりしていると、ビールの概念が変わるような「新たな体験」を感じられた。
また、狛江湯のオーナーである西川氏に話を聞くことができた。狛江湯は1955年に創業して以来、地域の方々が訪れる銭湯だ。近年、三代目のオーナーである西川さんに代替わりし、リニューアルをしてからは狛江市以外からも多くのお客さんが訪れているという。
狛江市は全国で2番目に小さい市だが、西川氏は狛江市の特徴としてその小ささを挙げている。小さな市だからこそ、情報も行動範囲も市内で完結してしまい、地域内に閉じこもってしまう傾向があるという。しかし、外からたくさんの人が来てもらう必要がある。魅力のある銭湯、場所にしていくことで、ほかの地域の方が訪れてくれるようになり、狛江の認知度が上がり狛江の魅力にも繋がっていく。
そういった、「外から人を集めたい」という気持ちがあるからこそ、銭湯でありながらカフェバーがあり、今回のGRANDLINE BREWINGとの取り組みである「ビールナイトサウナ」のイベントなどを行うことは非常に良い機会だった。
狛江湯は銭湯や風呂屋さんと呼ぶことができるが、西川氏は"メディア"とも表現していた。今回の「銭湯(サウナ)×クラフトビール」のように、ここは銭湯と何かが掛け合わさる空間になっていて、だからこそお風呂屋さんでありながら遠出してまで訪れる価値があるのだろう。
今後も、GRANDLINE BREWINGのコラボレーションが気になるところだ。