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「自分だけがよければでは絶対勝てない」 FC東京CG・石川直宏がサッカーを通通してHTTや環境配慮について啓発する体育プログラムを実施


10月14日、FC東京が「スマイルキャラバン~HTT特別編~」を開催し、元選手の石川直宏氏が講師を務め、小学生が参加しました。このイベントは東京都が推進するHTT(電力を減らす、作る、貯める)プロジェクトの一環で、子どもたちに電気の重要性と環境意識を高めてもらうことを目的としています。参加者は身体運動を通じてチームワークの大切さを学び、最後にはサッカーのミニゲームを体験しました。石川氏は、日常生活での小さな行動が大切であり、チームワークの重要性を理解することが環境問題への取り組みにも繋がると強調しました。

スポーツを通して「電気の大切さ」を学ぶプログラム「FC東京スマイルキャラバン~HTT 特別編~」が10月14日に開催され、FC東京コミュニティジェネレーター・石川直宏さんが講師として参加した。

東京都は、都⺠・事業者等への働きかけを通じてHTT(電力を Hへらす、Tつくる、Tためる)を推進するとともに、ゼロエミッション東京の実現に向けた取組を進めている。

また、都は、FC東京(東京フットボールクラブ株式会社)とワイドコラボ協定を結び、都⺠や事業者に、同プロジェクトをはじめとした様々な取組について知ってもらうため、共に協力して普及啓発活動を行っている。

今回は、FC東京が取り組んでいる子どもたちの未来の「意志」を育む体育プログラム「FC東京スマイルキャラバン」を通して、東京都と連携し「HTT特別編」を開催。都が推進する同プロジェクトを老若男女問わず都内に住むすべての人に知ってもらうとともに、子どもたちに電気の大切さを学んでもらい、環境への意識を向けて欲しいという想いから実施された。

今回のプログラムには渋谷区立鳩森小学校の小学3年生、4年生の約50名が参加。各年代に応じた「体つくり運動」として、「多様な動き」や「遊び」を実施し、ボールを使った運動、ゲームを通じて身体を動かすことの楽しさを感じてもらい体力向上を図るため、ボールを使わずにその場で足踏みする運動から始まり、ボールのパス、ドリブルなどの運動が行われた。プログラムの最後には、子どもたちが紅白の2チームに分かれ、同じ色のチームメイトにボールを届けるという試合が行われた。

プログラムはボールを使わない軽い運動から徐々にステップアップしていき、最後に行われた紅白戦では子どもたちは積極的にボールを追い、真剣にサッカーを楽しんでいた。また、石川さんたち講師も運動や試合に参加し、子どもたちと交流をしていた。

紅白戦までを終えたあとには、みんなの将来にかかわる話として、石川さんはHTT(電力を H へらす、T つくる、T ためる)の大切さを説明。HTTに関しては「普段からみんなが意識して、誰もいない教室の電気を消すとか、冷房の温度も下げすぎないということをやってほしい」と伝えた。

そして、今回のプログラムを通して伝えたかったこととして「誰かに対して優しく、を意識することが大事。今日の試合では、ボールを使ってパスしてチームメイトが止められたらゴールだったよね。相手の気持ちを考えてプレーすることがチームワーク。相手の気持ちを考えてプレーすること、行動することでみんなのチームワークになります。そういうことをサッカーで学んでほしいし、日常の中で意識してほしいです」と語った。

プログラム全体の終了後、取材陣からチームワークやHTT関連のイベントについて聞かれた石川さんは「サッカーでもそうですけど、やっぱり自分よがりのプレーをしてて、『自分だけがよければ』では絶対勝てないので。自分っていうものを知りながらも、周りとうまく意識し合って、共有し合って、アクションし合うみたいな。そういう感度、僕は『感度』っていう言葉をよく使わせてもらうんですけど、サッカーやFC東京と関わることによってそういう感度に少しずつなっていったみたいな、その流れを作っていくのが自分たちの役割と思っています」と、考えを述べた。

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