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過酷な環境でコーヒー栽培をする人々を通して学ぶSDGs 「仕事」や「豊かさ」の意味とは


25日、X(旧 Twitter)で#トアルコトラジャトレンド入りを果たした、キーコーヒーがYouTubeで公開している動画「コーヒーは地球語」シリーズは、SDGsの観点から、インタビューや現地取材などを通してトラジャの人たちに迫っています。

東京から約5000キロ、赤道直下のインドネシア・スラウェシ島のトラジャ地方。コーヒーの栽培に適した「コーヒーベルト」の一角ですが、過酷な環境となっています。ですが、この環境だからこそおいしいコーヒーが生まれるのです。「一杯のおいしいコーヒー」の裏に現地の人々のどんな努力や思いがあるのか。

[https://youtu.be/TTR1ntoc20Y]

第1話から第3話までが公開されており、SDGsのキーワードのうち、People(人)・Prosperity(豊かさ)・Partnership(パートナーシップ)の3つに着目したものとなっています。

1話では、最初にキーコーヒーの人気商品「トアルコ トラジャ」を生産している現地法人「トアルコ・ジャヤ社」で働くヨスピン・サラッサンさんが登場。彼女は3人の子を持つ母親ですが、子どもたちはすでに自立しており、一人暮らしになって12年になります。仕事ではスタッフからも信頼されるプロの技術で虫食い豆や形の悪い豆などを手選別によって排除し、仕事について「大変なことはない。この仕事が大好きです」と笑顔を見せます。

[https://youtu.be/J2AZjE4V5q0]

ヨスピンさんが住む村は、もともとは自給自足の生活で他に仕事がなく生活水準が低かったのですが、コーヒー生産の仕事ができたことで働き口が増え、彼女はその賃金で子どもたちの学費をまかなうことができました。単に雇用を増やすだけでなく「女性」を積極的に雇っており、それほど力が必要ではない手選別の仕事は女性たちの貴重な「活躍できる場所」になっています。だからこそ、彼女をはじめとした働き手たちは生き生きとし、働けることに喜びを感じているように見えます。

また、トアルコ・ジャヤ社は創立当初からトラジャ地方のインフラ整備を進めており、荒れていた道路や木製の橋などを修繕してきました。それによって大きく人々の生活環境は改善されたため、彼らは仕事において厳しい環境を言い訳にすることがありません。

動画では、人間にとって「仕事」とは何なのか、「豊かさ」とは何なのか、「地域の人のつながり」とは何なのか、トラジャの人たちがそういったことを純粋な視点から投げかけてくれているような印象を受けます。

[https://youtu.be/aAjIc4GDPcs]

「コーヒーは地球語」の動画や現地での取り組みについて、キーコーヒーの担当者にお話を聴きました。

-動画で注目してほしい箇所とその理由をお聞かせください。

「推しは第一話です。第一話は現地の人に焦点を当てたものなので、初めて見る方にもわかりやすいのではと考えております」

-現在、貴社で進めているSDGsの取り込みがあれば具体的にお聞かせください。

「『トアルコ トラジャ』を生産しているスラウェシ島は、ジャカルタなどの都市部とはまったく環境が違い、産業が少なく、そこで生活している人が現金収入を得る手段は限られています。そういった人たちが雇用機会や輝く場所を得られるような環境づくりをしていきたいという気持ちはございます。身近なコーヒーを通じて、このような地域のことを知っていただけるきっかけになれば嬉しいです」

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