美・健康・長寿…すべての根源は腸にある。といつまでも美しく、健康でいるために正しい「美腸活」をトータルにアドバイスする「美腸Methods」を提供しつづける株式会社フェイス・ジャパンの代表取締役 田和 璃佳さん。腸活との出会いや今に至るまでについて話を伺った。
株式会社フェイス・ジャパンはもともと、体のことを考えた食品などの物販を中心に立ち上げた会社だった。しかし腸活に携わっていくことによって、商品を売るだけでなく腸活を広めたいと思い、協会を立ち上げることになった。そして講座を開講したり、イベントでコラボしたりと教育ビジネスに広がっていった。こうして今は物販と教育ビジネスがメインの会社となったと田和氏は話す。
独自の資格を発行し美腸カウンセラーとして人材育成も行っている田和氏。腸活に関係する商標を5つ持っていて、「美腸カウンセラー」も商標を取得している。また腸活アプリ「はぴがアプリ」も開発している。「はぴが」も商標登録済みで「ハッピー」と腸の英語「ガット」をかけあわせ「ハッピーな腸=美腸」という意味を持つ造語だ。このアプリはチェック診断があり、今の腸の状態をスコア化、ランク付けしてくれる。それによって必要なワークなどのアドバイスを提供し、実践してもらうことで腸内環境が整えられるアプリだ。
株式会社フェイス・ジャパンの講座は話だけでなく、カウンセリングも行い実際にその人の状態を聞きながら、アドバイスもしている。それをアプリで簡単に取り入れられないかと思い、開発がスタートしたと語る。 客層は40代を中心に30代や50代に広がっていく。男女比は女性約90%になるが、男性はお腹がゆるい人も多いためニーズも増えている。
ここ4〜5年の間で腸活が多くの人に知られるようになったが、田和氏が腸活に出会ったのは9年前。40歳を過ぎた時に高額エステに通ったり、高いクリームを塗って若さを保つことにピンとこなかった。しかしながら、いつまでも若く、健康に歳を重ねていきたいとは考えていて、情報を探していた。そしてなんとなく、体の内側が重要だと思っていた時、健康に関する仕事をしている仕事仲間から「キレイと健康は腸が源だよ」と言われた。漠然とその言葉にピンときたと話す。そこから田和氏の腸活の師でもある医学博士で東京医科歯科大学名誉教授の藤田 紘一郎氏の紹介を受けた。藤田氏は腸内細菌と健康の研究の第一人者でもある。この出会いがきっかけで腸活について興味を持つようになった。
当時、田和氏は1週間〜10日に1回ほどの便秘症だった。それが普通で、そういう体質だと思っていたが、藤田氏に、このままだと将来、大変だと助言され、腸活に取り組むと3日で出るようになった。そこで実体験をすることで腸活が素晴らしいことだと腑に落ちていった。知れば知るほど、腸活の重要さを知り、自分の娘や家族、友達など大切な人に伝えたいと腸活の普及活動がスタート。それが広がり今の仕事に繋がっていると教えてくれた。 独立する前の仕事は保険営業。そこでは法人営業として様々な業界の社長と話しをすることも多く、会社経営のアドバイスや苦労を見て聞いていた。この経験が自分が独立し会社を経営する時に活きたと語る。
多くの経営者と会う中で感じたのは、歳を重ねると生き生きと魅力がある人とそうでない人ではっきりと二極化されていくこと。そしてそれは、生き様や健康がつくっていると気づいたと話す。魅力的な人は内面から元気で美しい人が多いため、自分もそうなりたいと思った。例えば田和氏が尊敬している80歳過ぎの会長は今でもオーラがあり素敵な雰囲気を纏っている。そんな人生を自分も歩みたい、歳を重ねていきたいと思ったのが腸活にも繋がっていると教えてくれた。