
人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界的パンデミックから“28年後”の恐ろしい世界を舞台に、感染を逃れたわずかな<人間たち>の命がけのサバイバルを、アカデミー賞®監督ダニー・ボイルとアカデミー賞®ノミネートの脚本家アレックス・ガーランドが徹底したリアリティと臨場感を追求して描いたサバイバル・スリラー『28年後…』が公開中です。
全米映画批評サイトRotten Tomatoesで驚異の95%(6/19時点)という高得点を獲得し、世界中で大絶賛されている本作。終末の世界を描くサバイバル・スリラーとは思えないほど美しく圧倒的な映像美も魅力の一つ。いつ感染者が襲って来るか分からない本土はイギリス北東部にある孤島“ホーリー島”でロケ撮影を行っており、ダニー・ボイル監督は「28年間、誰も生きていなかった場所を表現するには、野性的なホーリー島は理想の場所でした」と明かしています。
本作の舞台は、人間を一瞬で凶暴化させるウイルスがロンドンで蔓延した世界的パンデミックから“28年後…”。感染を逃れた人間たちは命を守るため海を隔てた小さな孤島に逃れていたが、主人公ジェイミーらはある任務を実行するため、凶暴な感染者だらけの恐怖と殺戮の世界に足を踏み入れていく。ウイルスに感染した凶暴な“感染者”がはびこる本島と、わずかな人間たちが生き延びる小さな孤島の2つの場所で物語が展開していくが、イギリスのホーリー島でロケ撮影が行われました。

さらに、大自然が広がるノースヨークシャーのレッドマイヤーという小さな村や、リポン近郊のユネスコ世界遺産であり美しい廃墟が特徴的なファウンテンズ修道院を含むスタッドリー・ロイヤル公園、さらにはヨークシャー・デールズ国立公園のアイガースの滝など、美しい自然の風景が広がる場所で撮影されている。劇中では黄色い花畑からガリガリの骸骨のような感染者が追いかけて来たり、木が生い茂る森の中で感染者を殺戮したり、美しい風景と恐怖のコントラストが印象的なシーンの連続となっています。

そんな映像美にこだわったダニー・ボイル監督は、ロケ地について「物語の舞台として町や都市を避けたのは、キャラクターたちの生存本能に基づいて考えたからです。凶暴な感染者がいつどこに現れるか分からない島や自然の中は、つねに危険と隣り合わせなので、ウイルスの蔓延から28年が経った世界を表現するには広大な自然に溢れた場所が最適でした。」と語っている。『28日後…』ではロンドンの中心部ウェストミンスター橋、『28週後…』ではロンドン東部のカナリー・ワーフで撮影が行われるなど、イギリス各地で撮影を実施。
本作では、欧州やアメリカなど世界から見放され隔離されたイギリスが描かれており、一体どんな物語が展開するのだろうか。ウイルスが蔓延してから28年後の世界を舞台に、感染者の恐怖とイギリスの自然や風景の美しさが共存する本作で、ダニー・ボイルが描き出す人間と感染者のサバイバルをぜひ劇場で見届けて。
『28日後…』では主人公のジムを演じ、『オッペンハイマー』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーがエグゼクティブ・プロデューサーとして本作に参加。本作で描かれる物語は、世界的パンデミックを経験したわれわれ人類に向けられた“黙示録”なのか?人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界的パンデミックから28年後の恐ろしい世界を描くサバイバル・スリラー『28年後…』は大ヒット公開中。
