
映画関係者・著名人の皆さんにホラー映画のオールタイムベスト3作品をうかがっていく「ホラー通信」恒例企画です。
今回は、人気ホラーコメディ漫画を実写映画化した『見える子ちゃん』が公開中の中村義洋監督にお伺いしました。
人生のホラー映画ベスト3 中村義洋編
・『回路』(2001) 監督:黒沢清
・『箪笥』(2003) 監督:キムジウン
・『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004) 監督:ザック・スナイダー
<コメント>
元々は『リング』なんだけど、何回も観たりはしないから……『回路』、『箪笥』、『ドーン・オブ・ザ・デッド』かな。『ドーン・オブ・ザ・デッド』は、オープニングがしびれるんですよ。『回路』は『リング』同様に「あ、ほんとにやだな」っていう描写があったのと、特にラストの、あの世の中が終わっていく感じは色味から何からとにかく良かった。このディストピアのような感じというのは、黒沢(清)さんもそうなのかも知れないけど、僕もたまに夢に見てたので。あと、幽霊のあり方は今回の映画でもだいぶ参考にしました。『箪笥』の理由もほぼ同じかな。『箪笥』はホラーにミステリーを絡めてくるっていう意味では(『見える子ちゃん』と)趣向が似ているかも知れないですね。
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映画公式サイト:https://movie-mierukochan.jp/