
全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。「ラーメン県そば王国」として知られる山形県。山形市はラーメン外食費で3年連続の日本一を勝ち取っている。いくつかある県内のご当地ラーメンの中で、蕎麦屋のまかない食として生まれた「鳥中華」というものがある。蕎麦屋の和風ダシと鶏肉を使って作られたラーメンだ。

今回はそんな鳥中華の乾麺をご紹介したい。山形で明治20年に創業した老舗製麺所「小川製麺所」から発売されている一品「山形 老舗蕎麦屋の鳥中華」だ。

乾麺を茹で、スープはお湯で割ってどんぶりに盛れば完成。筆者はフライパンで鶏を炒めて、青ネギとともにトッピングしてみた。

鶏とカツオの風味がほんのりと香り、甘めの和風ダシでまとめた地元のお蕎麦屋さんの鳥中華を彷彿とさせる一品。麺のツルモチ食感が素晴らしい。個人的には鶏の旨味をもう少し足したいので、フライパンで鶏を炒めた時に出る鶏油をスープに足して鶏感をブーストさせると、より美味しかった。

乾麺で長持ちもするので、ぜひストックしておこう。
(執筆者: 井手隊長)