
精神をすり減らし続けると最終的には神になるという「精神をすり減らす消しゴム」が注目を集めています。
これは、精神をすり減らす消しゴム。精神をすり減らし続けると神になります。 pic.twitter.com/VHkXJsFx7M—もとき れおが / 雑貨クリエイター (@reoga_motoki) April 5, 2025
https://x.com/reoga_motoki/status/1908390213648584750
制作したのはデザインオフィスMONTの雑貨クリエイター「もとき れおが」さんです。
【本日発売】本日2/23 #富士山の日 に合わせて「エアイン 富士山消しゴム<限定>春日和」を発売しました。 春の情景をイメージした新緑色の限定カラーです️#富士山消しゴム ファンの皆さまも、初めましての方もぜひhttps://t.co/o33OHR9cOupic.twitter.com/Lvgb6V7Gyh—プラス|PLUS Stationery (@plus_bungu) February 23, 2025
https://x.com/plus_bungu/status/1893465805435871438
もときさんはこれまでにも「鳥のうんちシール」「富士山消しゴム」「ハシレ!エンピツケズリ!」といったユニークな商品を開発してきました。

ユニークな商品を生み出す発想術などについてもときさんに話を伺いました。
――どうすればユニークなアイデアが閃くのでしょうか?
もとき:いきなり何もしていない状態でアイデアが「降ってくる」ようなことは、ほとんどありません。必ず何かしらのインプットがあって、そこから発想が広がっていきます。
アイデアのきっかけになる方法は様々ですが、予めテーマを決めてから散歩に出かけ、道中で目に入ったものをそのテーマと結びつけて考えることで、思いがけない発想が生まれることがあります。また、市販されている雑貨を見て「こういう考え方もあるのか」とヒントを得ることも多いです。
その他、私が大事にしているのは「勘違い」からの発想です。「一瞬こう見えた」「〇〇かと思った」といった認識のズレが、面白いアイデアの種になることがよくあります。そうした“ズレ”や“違和感”に敏感になるようにしています。
――アイデアが閃いてから商品化するまでに苦労することは?
もとき:アイデアを閃くまでの過程も大変ですが、そこは好きな作業なので楽しんで取り組んでいます。ただ、実際に商品として形にしていく段階になると、現実的な課題が多くなります。
特に苦労するのは、販売価格と原価のバランスが取れるような工場を探すことや、試作品が思っていたイメージと違った場合に工場側と調整を重ねる点です。このやりとりには毎回かなりのエネルギーを使います。
そういった課題は、一つ一つ経験を積むことでしかうまく乗り越えられないと感じています。もちろん、工場に説明する際の資料の作り方や伝え方を工夫することである程度は改善できますが、作るアイテムごとに仕様が違うため、毎回新しい工場と交渉する必要があり、簡単にはいきません。
こちら、実際に消しゴムメーカーに作ってもらいました最低ロット5000個のところ交渉して1000個で作ってもらいましたが、それでも1000個…けど、神になれたので満足です☺️—もとき れおが / 雑貨クリエイター (@reoga_motoki) April 5, 2025
https://x.com/reoga_motoki/status/1908390217196961948
――1000個発注されたそうですが、SNSで注目されたことは売り上げに直結したのでしょうか?
もとき:はい、SNSでバズったあとに約100個ほど売れました。過去に販売していた分も含めると、累計で300個ほど販売できたと思います。
溶けるのが楽しいホットチョコレートバー pic.twitter.com/IJxfUo7imW—もとき れおが / 雑貨クリエイター (@reoga_motoki) February 12, 2024
https://x.com/reoga_motoki/status/1756881454741774447
――「溶かすのが楽しいホットチョコレートバー」などは外国人が食いつきそうですが、海外向けの販売などは検討されていたりするのでしょうか?
もとき:現時点では海外販売については特に検討していません。そもそも私の活動自体が、半分は趣味のようなもので、「儲けるために作る」というよりは「自分が作りたいものを形にしている」という感覚で続けています。
「溶かすのが楽しいホットチョコレートバー」は、中国や韓国を中心に海外の方から大きな反響がありました。この商品については「王様のアイデア」さんを通じて商品化したので、今後、王様のアイデアさんが海外向けに展開する可能性はあるかもしれません。
――ありがとうございました。
※画像:デザインオフィスMONT提供
(執筆者: 6PAC)