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ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2024年11月)


ラーメンミュージシャンの井手隊長が、11月に訪れた新しいラーメン店の中から特に美味しかった5店を紹介。第5位は『中華蕎麦 三藤』で、鶏と貝だしの絶妙なスープが魅力。第4位は『手打中華そば もり』で、未来を感じる白河ラーメンの進化系。第3位は『手打中華 やたべ』、元祖やたべ系として全国的影響力を持つ。第2位は『二代目 いまの家』、会津地鶏のスープとザラつきある麺が特徴。第1位は『しののめヌードル』、トリプルスープと手もみ麺が織りなす完璧なバランスの塩ラーメンが頂点に輝いた。

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が11月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!

第5位:中華蕎麦 三藤(緑が丘)

2014年オープン。『ミシュランガイド東京』のビブグルマンに7年連続選ばれたお店。メニューが11月から一部リニューアルした。

「中華蕎麦 鶏醤油」を注文。具はチャーシュー、カイワレ、ネギ、メンマ、ノリ。麺は細めストレート。

鶏の芳醇なスープにハマグリ、アサリ、シジミ、ホタテの貝ダシを合わせたスープ。鶏清湯と醤油のまろやかな旨味に貝ダシがさらに追い打ちをかけ、分厚い旨味を演出。流行の鶏清湯との差別化も上手くできていて美味しい。

第4位:手打中華そば もり(白河)

 

2024年3月オープンの新店。“とら食堂”出身。記帳制。

「中華そば」を注文。具はチャーシュー、青菜、ネギ、ノリ。麺はやや平打ちの縮れ麺。

鶏の旨味がバチバチで、醤油のまろやかさと香りも素晴らしい。都内の白河ラーメンのお店や鶏清湯系などにも通ずる分厚い旨味。大ぶりのチャーシューが3枚のっていて嬉しい。

白河ラーメンの枠を飛び越えかけた進化系の美味しさ。未来を感じるお店。

第3位:手打中華 やたべ(白河)

2000年創業の“やたべ系”の元祖。白河の関跡のすぐ近く。記帳制。

「手打中華」を注文。まず鶏ガラが出てくる。スープに使った鶏ガラにネギとタレがかかっているものだが、これがべらぼうに旨い。鶏好きにはたまらない。

具はチャーシュー3枚、青菜、ネギ、メンマ、ナルト、ノリ。麺は手打の平打ちピロピロ麺。

淡い淡い鶏スープにカッツリとした醤油ダレ。麺が柔らかくてピロピロなので、淡くても素晴らしいスープの持ち上げで美味しい。チャーシューは燻製ではなくモモで噛みごたえがある。

栃木や東京にもお弟子さんのお店が広がっていて、白河ラーメンが全国区になるのに一役買っている重要店。

第2位:二代目 いまの家(白河)

2011年創業。“とら食堂”出身で“いまの家”を開いたお父様から味を継承。2015年に現在の場所に移転。“いまの家”は現在、二代目の弟さんが継いでいる。

「ラーメン」を注文。具は燻製チャーシュー、通常のチャーシュー、メンマ、ノリ、カイワレ、ナルト、ネギ。麺は太め縮れの自家製麺で麺肌にザラつきがある感じ。

会津地鶏の丸鶏と地鶏の鶏ガラ、豚のゲンコツに乾物を合わせたスープは素晴らしい厚みと醤油感で悶絶レベル。そして何物にも変え難いザラボコ麺の食感。チャーシューもバラエティーに富んでいて最高。

まさに温故知新な一杯で、白河ラーメンの明日を預けたい名店。

第1位:しののめヌードル(亀戸)

2022年オープン。“Tsurumen Tokyo”の店長がそのまま跡地を引き継いで独立したお店。このエリアは一気に大激戦区になっている。

「塩ラーメン」を注文。麺は手もみ麺をチョイス。具はチャーシュー2枚、メンマ、ネギ、ノリ。麺は極太縮れの手もみ麺で麺屋棣鄂製。

スープはトリプルスープだそうで、鶏や魚介の芳醇な旨味が広がる。塩ダレもまろやかで絶品中の絶品。
手もみ麺も相性ジャストでシンプルながら最高のバランス。

旨すぎてスープまで完飲してしまった。至福。

※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!

(執筆者: 井手隊長)

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