良質で個性的、ときにブッ飛んだ作品を手掛けるスタジオA24初のミュージカルは、下ネタ満載の最高に“不適切”な一作?
『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』のスタッフと、『ボラット』『オレの獲物はビンラディン』のラリー・チャールズ監督がタッグを組んだ『ディックス!! ザ・ミュージカル』(原題:DICKS THE MUSICAL)が1月17日より公開されることが決定した。
第48回トロント国際映画祭で爆笑を巻き起こし、熱烈なスタンディングオベーションを受けてミッドナイト・マッドネス<観客賞>を受賞した本作は、家族ドラマ、ラブストーリー、LGBTQIA+、SF、スリラー、コメディが混然一体となったオフ・ブロードウェイのコメディミュージカルを原案としている。
ニューヨークのトップ・セールスマンとして働くクレイグとトレヴァーは、女と権力が大好きなモテ男。新しい職場で出会った彼らは互いに敵意を抱くが、実は生き別れの双子だったことが判明する。彼らが望む“完璧な人生”に足りないピースはただ一つ、“完璧な家族”――。二人は離婚した両親を復縁させようと企てるものの、親たちは複雑な事情を抱えていた……。
併せて、“ピー音”満載の特報映像が解禁。明るく楽しげなミュージカルだが、お下品なワードを自主規制したところ、ピー音だらけになってしまったようである。なお、映画本編はピー音なしとのことなので、何を言ってるか気になってしまった方は劇場でお確かめを。映倫のレイティングではR15+だが、過激な性表現を含むシーンがあるため、配給サイドではR18+を推奨しているとのこと。
主人公のマッチョな双子を演じるのは、原案のミュージカルも手掛けたゲイのふたり、ジョシュ・シャープとアーロン・ジャクソン。大人気ラッパーのミーガン・ジー・スタリオン、『ライオン・キング』のティモン役で知られるネイサン・レーン、『ウィキッド ふたりの魔女』にも出演する人気コメディアンのボーウェン・ヤン、『ふたりは友達? ウィル&グレイス』のメーガン・ムラーリーらが脇を固める。
『ディックス!! ザ・ミュージカル』
2025年1月17日(金)新宿ピカデリー、渋谷ホワイト シネクイント他公開