ソニー・ミュージックエンタテインメントによるアイドルの“歌力”をフィーチャーした新プロジェクト「月刊偶像」(げっかんあいどる)。第1弾楽曲となる『遊園 me feat. ヤママチミキ(GANG PARADE)』が3月13日にリリースされました。
「月刊偶像」は多くのファンを魅了する“アイドルの歌唱力”に焦点を当て、ジャンルレスなミュージシャンやクリエイターによる提供楽曲が毎月リリース。描き下ろしのイラストを利用したMVも作成。『遊園 me feat. ヤママチミキ(GANG PARADE)』は、ano『ちゅ、多様性。』を手がけたことでも知られる真部脩一(集団行動、進行方向別通行区分、Vampillia)による提供曲となっています。
◆『遊園 me feat. ヤママチミキ(GANG PARADE)』
https://www.youtube.com/watch?v=iaKsqpttDqw
リリースを記念して、3月14日に“記者会見風”トークイベント&CDジャケットサイン会が開催。ヤママチミキさんと、GANG PARADEのメンバーである月ノウサギ、ナルハワールドがMCとして登壇しました。
ブラックとグリーンを基調とした素敵なお洋服でヤママチさんが登場するとどよめきの様な大歓声が!駆けつけた遊び人(GANG PARADEファンの総称)の皆さんがヤママチさんのメンバーカラーであるグリーンのアイテムを身につけていたことから、「緑多い!」と驚きつつも笑顔を見せます。
X(Twitter)で事前に募った質問を月ノさんとナルハさんが質問していきます。
Q:第一弾のアーティストに選ばれた率直な感想を教えてください。
ヤママチ:シンプルにまず嬉しかったです。「ソロで曲を出してみたい」ということを色々な場所で話していたので、9年目のタイミングでこの機会をいただけるなんて驚きました。9年経って新しいことにチャレンジ出来るということが嬉しくて嬉しくて仕方なかったです。
Q:ソロ曲が出るということをメンバーにどのタイミングで伝えましたか?伝えた時はどの様な反応でしたか?
ヤママチ:連絡をもらって数分で伝えました。たまたまスマホを見たら「こういうお話が来ています」とスタッフさんから連絡が来て、アワワワワ…!となって、(メンバーに)「ソロ…出すかも」と。こういう話があるかもしれないという前情報が無く「これで進んでいます」と言われたので嬉しいというよりもビックリでした。メンバーに伝えて、本当なのかもしれないと思って、お家に帰って喜びを噛み締めていました。正直、レコーディングとか正式な発表があるまではドッキリかもと思っていて。
月ノ:そんなわけあるかい!
ヤママチ:でもWACKだよ?!
会場:笑い。
月ノ:毒されすぎです!(笑)
ヤママチ:本当だ!って嬉しかったけど、それでも「本当にCDを出すの?」って私は疑り深いから(笑)。Xで情報を出してみんなが「おめでとう!」とコメントをくれた時に、本当なんだって実感しました。遊び人のみんなが自分のことの様に喜んでくれて、昔から応援してくれている人も、最近知ってくれた人もたくさんコメントをくれました。私は歌声のクセが強いので 変なところで目立ってしまうのですが、みんながそれを好きと言ってくれて嬉しいです。
Q:真部さん制作だと言われた時はどの様に感じましたか?
ヤママチ:ビックリしました。最近だとanoさんの『ちゅ、多様性』など、キャッチーで中毒性のある曲を作られたり、VMOではゴリゴリのロックをやっていたり、色々な音楽をやっている方なのでどんな楽曲が出来るのだろうと。ロックに寄るのか相対性理論の様な感じに寄るのか。相対性理論は学生の時、軽音部の時によく聴いていたので、それがプレッシャーでもありましたが、本当に素敵な曲を作っていただきました。いつかみなさんの前で披露する時があればなと思っています。
Q:歌詞の中でフレーズは?月ノさんとナルハさんの好きなフレーズも教えてください。
ヤママチ:最後のサビの一連の流れが好きで、これをレコーディングをしている時に(GANG PARADEの)ライブの最後の方のことを思い出しました。すごく楽しいけれど、この熱がもうすぐで終わっちゃうんだという感覚。「ハッピーエンドがもう少し」と言っているのですが、自分がどう考えるかによってハッピーエンドって作れると思っているので、ここが好きです。
月ノ:一番のBメロの「回るフェリスの輪」っていうところがあって。
ヤママチ:月、好きそうだなと思ってた。
月ノ:初めて知ったフレーズだし心に残るんですよね。ディズニーランドの後半の時間くらい、疲れてきたけどまだ遊びたい!という感じ。ミキがその情景が浮かぶような歌い方をしたんだなって。
ヤママチ:(頷きながら)分かるよ!
ナルハ:サビの頭が一番も二番も好きです。「入場整理」というフレーズが好きで、その言葉だけ離れなくて、遊び心のある歌詞だなあと思います。
月ノ:テーマパークを連想させる言葉が多いので、そうなのかなって。
ヤママチ:そうなんですよ〜!
Q:レコーディングで苦労したところを教えてください。
Aメロの少し早口なところです。レコーディング前に「こちらでお願いします」と言われて、このスピードになっていました。滑舌がよくないので歌うことが大変でした。楽しみにしているルンルンな感じが現れていて良かったなと思いつつ、個人的にはごめんなさいって思いながら歌っていました。
Q:真部さんからはどの様なディレクションだったのですか?
ヤママチ:ほぼほぼ無かったです。「自由に歌ってください」と言ってくださって。いつもより可愛らしく女の子っぽく歌っているのですが、細かいお願いは全く無かったです。最初はとりあえずいつものまま歌ってみて、それで真部さんが掴み取ってくれたのか「ストレートに歌ってほしい」と。AメロからBメロに変わる部分で、全然違う歌い方をしたのでそこにも注目してほしいです。
Q:GANG PARADEとのレコーディングとの違いは?
ヤママチ:当たり前だろって思うかもしれないですが、まるまる一人で歌うところです。普段は13人なので、一つのパートを重点的にとるという感じですが…今回は全部一人で。この感覚、メンバーに言ったら伝わると思うのですが分かりづらくてごめんなさいね(笑)。でも基本的にはそんなに大きな差はなくて。ギャンパレの時も自由に歌わせてもらっている人間なので、いつも通りの感じで歌えたかなと思います。
Q:レコーディングは緊張しましたか?真部さんとどんなお話をしましたか?
ヤママチ:レコーディングに行く前の道と、始まるまでが緊張していました。真部さんとはこの曲を作っていただく前に一度お話しをさせてもらって、「普段どういう曲を聞いてるんですか?」とか「何が好きなんですか?」と聞かれて、それをそのまま反映していただきました。
Q:真部さんってどんな方でしたか?
ヤママチ:シャボン玉のフィルターがかかっているイメージ。自分の世界観がしっかりあるんだなって。才能がある人って独特な自分の世界があるんだろうなと思うのですが、それが真部さんからすごく伝わってくるなと感じました。
Q:ライブ前に入念に準備をするミキさんが好きです 今回の準備は?
ヤママチ:GANG PARADEの看板を背負って第一弾に選んでいただいたということに、責任を持って何ごとにも取り組んで行かないといけないなと思いました。そんなことを心がけています。
Q:アイドルの歌力をフィーチャーしたプロジェクトということですが、ヤママチさんが考える“歌力”とは?
ヤママチ:メロディがあって、歌詞があって、声があって、そこに自分の思いを乗せるからこそ、それが届いた瞬間に歌力が生まれるんだなって。ただの「歌」には力って宿らないと思うので、声があってそこに想いを乗せるからパワーになって届くのかなと。「皆さんに届いた」と思えた瞬間が歌力だなと思います。
月ノ:今まで届いたって瞬間は?
ヤママチ:『INVOKE』を初めて披露した時は、私たちが一方的にぶん投げたものをお客さんが抱きしめてくれた感じがした。
月ノ:分かる。
最後には「皆さん今日は本当にありがとうございました。Xなどでも盛り上げてくれて、色々な感想をいただいて幸せな気持ちになりました。『月間偶像』というプロジェクトとしてこれから1ヶ月ごとに色々なアイドルさんが登場しますので、もっと盛り上げていけるように皆さんのお力を借りられたらなと思います。良いなと思ったらたくさん広めてください。よろしくお願いします!」とヤママチさんより挨拶。写真撮影タイムも設けて、最後まで大きな拍手に包まれていました。
撮影:Kato Shumpei
https://x.com/shumpei_1002
https://www.instagram.com/shumpei_1002/
緊急告知!
ヤママチミキさんによる連載がガジェット通信にてスタート! “広義の”ディズニーをテーマに、パーク情報から映画レビュー、ヤママチさんによる取材レポートまで様々な情報をお届けします。初回は3月22日(金)予定。詳細をお楽しみに!
デザイン&イラスト:ジンボウサトシ
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