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映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』川井田夏海&大塚剛央インタビュー「現状に満足せず、ずっと夢を持っていたい」


小学館「ビッグコミック増刊号」で2017 年から連載を開始し、「第25 回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞」を受賞した、鬼才・西村ツチカによる「北極百貨店のコンシェルジュさん」(小学館)が待望の映画化。大ヒット上映中です。

新人コンシェルジュとして働く主人公・秋乃を、TV アニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う」(2021/結城あさみ役)、「RPG 不動産」(2022/ルフリア役)、「百千さん家のあやかし王子」で主演・百千ひまり役にも抜擢され今最も勢いのある川井田夏海さん 百貨店内をなぜかいつも歩いている謎のペンギン・エルルを、2020 年声優アワード新人男優賞を受賞し、TVアニメ「【推しの子】」 (2023/アクア役)でも注目の大塚剛央さんが演じています。

本作の魅力について、アフレコの感想について、川井田さんと大塚さんにお話を伺いました!

――本作大変楽しく拝見させていただきました。本当に素晴らしい映画をありがとうございますという気持ちでいっぱいです。お2人の感想をまず教えてください。

川井田:もう本当に感動しました! もう本当に感動しました!どれだけ描き込みしたの?!というくらい、どのキャラクターも動きが繊細で、素晴らしいアニメーションでした。全体的に動きがちょこまかしている秋乃が、ぬるぬる、ぬるぬる動いていて(笑)。コミックの中での秋乃の何事にも一生懸命なイメージがそのままアニメ化されていて感動しました。

――原作の西村ツチカ先生による優しい絵のタッチがそのまま生きているアニメーションですよね。

川井田:メインで動いているキャラクターの後ろでも、お買い物しているお客様がちゃんと動いていて。今回フィーチャーされていない動物たちの動きもとても気になりましたし、「百貨店での時間はずっと続いていくんだ・・・!」という気持ちになりました。

大塚:オーディションでこの作品を知って原作を読ませていただいたのですが、読んだ時に不思議な感覚を抱いて。皮肉の効いた面白い表現があったり、動物と人間が共存しているけれど、そこに思想や深いメッセージが込められていて。これをアニメーションでどう表現するのかな?と思ったのですが、色の鮮やかさや音楽が、自分が原作を読んだ時の印象よりもあたたかみのあるものになっていて。劇場アニメーションとしての魅力を感じました。最初に試写を観させていただいた後に、「スケジュールが合いましたらもう一度観れますがいかがですか?」と言われて、また観させていただきました。そのくらい自分も感動して大好きな作品になりました。

――上映時間は決して長くないのですが、物語がギュッと濃縮されていて、非常に感想しました。私は元々原作を読んでいたのですが、お2人の声が本当に素敵で、第一声から感動してしまいました。

川井田:ありがとうございます! 私もまだまだ新人なので、秋乃の初々しさは、演技を通して私自身から出ているものも多いと思います。オーディションの時も、「もっと遊んでも大丈夫」とディレクションをいただいたくらい緊張しましたし。役が決まってからも、いくら練習しても全然ダメだ!って眠れなくて(笑)。涙が出てきてしまうくらい、心配で仕方なかったんですけど、収録初回がエルルさんと、東堂さんとの最初のシーンで、お二人のおかげでだんだん緊張も解けてきて。秋乃という役は私一人で作ったのではなくて、ディレクターさんのご指導とご一緒したキャストの方々との掛け合いでのお芝居があって成長できたんだと思っています。そしてこの作品を通して私自身も成長出来たかなと。

大塚:テストでエルルの声を演じた時は、もう少し声に若さがあったんですね。そうしたら「イメージでいうと、韓国ドラマの若社長の様な感じでお願いします」というオーダーをいただいて。

僕はオーディションの時に使った資料なども残しておくタイプなのですが、収録の前に見返してみたら、エルルのディレクションに“いい声”って書いてあって(笑)。

川井田:難しい!(笑)大塚さんは元々いい声ですもんね。

――いい声すぎる謎のペンギンさんですよね。

大塚:ありがとうございます(笑)。いい声を意識して演じたわけではないのですが、エルルに求められている部分はそういう所から感じられる説得力だったりもするのかなと考えながら演じました。エルルは秋乃に哲学的なことを言って去っていくミステリアスな部分がありながら、秋乃に期待している優しさもあるので、深い言葉も冷たく感じられない様に意識していました。

――収録は別々でしたか?

川井田:(エルルと)一緒のシーンは、一緒に撮らせていただきました。

大塚:川井田さんはお相手を変えながら、他の方とずっと一緒にやっていましたよね。

川井田:このお客様が終わったら、次のお客様を迎えるという感じで、秋乃と同じくずっと緊張しながらやっていました。従業員の皆さんとのシーンは、お仕事ものということもあって言葉も重めというか、しっかりしたやりとりが多かったので背筋が伸びる思いでした。

――東堂さん役の飛田展男さんともご一緒されていたわけですね。大先輩ですがいかがでしたか。

川井田:飛田さんはとても現場を和ませてくださりました。飛田さんは多くを語らない方なのですが、東堂さんは多くを語っているという…(笑)。東堂さんからの秋乃に対する、あたたかい叱咤激励も、言葉をかけられているのは秋乃ですが、私自身にも向けられているような気持ちで、一言一言をかみしめながら必死に食らいつきました。

大塚:飛田さんとは以前も共演させていただいて、そこから時間は経っていたのですが覚えてくださっていたことが光栄でしたし、今回は飛田さん演じる東堂さんの上司役という…(笑)。エルルというキャラクターに合格出来たことも驚きだったのですが、こうしてご一緒出来て本当に嬉しかったです。

――素敵な動物さんがたくさん出てきますが、お2人の特にお気に入りはいらっしゃいますか?

川井田:原作を読んだ時からニホンオオカミさんが大好きで。少し、昔暮らしていた犬の次元と顔が似ているんですよ。ちょっと眉毛が下がっている感じとかが…!もう本当に可愛くて!

大塚:名前が渋いですね(笑)。

川井田:父がつけたんです!(笑)ニホンオオカミさんが登場するレストラン研修のシーンは秋乃がチームワークを学ぶ大切なシーンでもあって、特に大好きですね。

大塚:ウミベミンクの親子は、家中さんと寿さんのお芝居も相まってすごく素敵で。家中さん演じるお父さんが笑うシーンは、どうやってこの声出しているんだろう?と不思議なくらいすごくて。「ウミベミンクってきっとこうやって笑うんだろうな」と思わせてくれるお芝居でした。僕もそうですが、動物のキャラクターを演じている皆さんは、動物の性質や見た目を考慮しながら想像してお芝居していると思うのですが、家中さんのウミベミンクが特に好きでした。

――本作では、百貨店の雰囲気が素敵に描かれていますが、お二人の様にお若い世代はなかなか百貨店って利用しないですよね。私もそうなのですが、普段訪れない分ワクワクしましたし、行ってみたいなと思わされました。

大塚:そうですね、行くとしてもデパ地下くらいですかね。(他のフロアを)見て回ったりはするのですが、この映画の様にコンシェルジュの方に聞いて買い物をするという経験は無いですね。

川井田:化粧品などを母にプレゼントする時に行くのですが、ドキドキしちゃいますね。私がいて大丈夫かな?ちゃんとした格好しているかな?とお客さん側なのに緊張するんですよね。でもコンシェルジュの皆さんとても優しく親身になって相談にのってくれるのでありがたいですね。

――時間をかけたお買い物って素敵だなと思います。

大塚:確かに、贈り物をしたくなる作品ですよね。

――秋乃をはじめとする従業員の皆さんを見ていると、どの職業の方も初心を思い出すというか、原点に立ち返る想いを抱くかと思います。お2人もその様なお気持ちはありましたか?

川井田:私はまだまだ今が原点・・・いや、原点からちょっと足を一歩踏み出したくらいですかね(笑)。でもそういう、初心というものはずっと持っていたいと思っています。慣れたら終わりだと思うので。いつまでもど緊張というのはプロとして良く無いと思うのですが、現状に満足せず、ずっと夢を持っていたいと思います。小さいけれど確かな夢を積み重ねていって、大きな夢に挑戦する原動力にしていきたいです。

大塚:川井田さんがおっしゃっている様に、今大活躍している先輩方も「まだまだ新人」と自分のことを表現されるんですよね。皆さんそういう意識でやられていて、僕は今声優歴7,8年が経って後輩もいますので、先輩、後輩みなさんからの刺激が、もっと頑張らないとという気持ちにさせてくれます。

――私もこうして素敵なお話を聞かせていただく、この仕事を大切にしたいなと思います。今日は楽しいお時間をありがとうございました!

撮影:オサダコウジ

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