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この度、数々のヒット作を生み出しているベストセラー作家・浅田次郎のノンストップ時代小説「大名倒産」(文春文庫刊)が、ついに実写映画化! 『大名倒産』が現在大ヒット上映中です。
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ある日突然、徳川家康の子孫だと言われ、越後丹生山藩の若殿となる⻘年・松平小四郎(神木隆之介)。庶⺠から一国の殿様へと、まさにシンデレラストーリー!かと思ったのもつかの間、実は25万両、現在の価値で借金100億を抱えるワケありビンボー藩だった!しかも、返済できなければ藩は倒産、小四郎は切腹!?いきなり絶体絶命の大ピンチ!!どうする、小四郎――!?
小四郎が借金返済のため返済金集めに奮闘する…という物語にちなみ、出張鑑定士に家に不用品を売ったらいくらになるか?企画を実施! 編集部員の自宅に眠っていた不用品を持ち込み、出張鑑定士にその場で査定していただきました。あなたのお家にも思わぬお宝が眠っているかも?!さらに、”お金のプロ”からみた映画の感想も伺いました!
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「藤澤出張買取ひなた」代表鑑定士・森園高行(もりそのたかゆき)さん
https://katei-fuyohin.com/ [リンク]
得意な買い取り商品は「貴金属、ブランド品(特にルィヴィトンとシャネル)、切手、ブランデ-、ウィスキ-、ゲ-ム機」。使いかけのシャネルの香水や使いかけの口紅、プリントミスしたハガキ、テディベアのぬいぐるみ、ピエロの置物やフクロウの置物、ほら貝など他社様が買わないような商品も買い取り査定している、まさにプロフェッショナルな存在。
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編集部に集められた不用品の数々!
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年代もののカメラからバッグ、貴金属、シーラカンス?!まで、様々なアイテムを査定していただきます。
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まずは、いかにも期待出来そうな貴金属たちから。
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量りで重さをチェック。シルバーが1g60円(田中貴金属公式サイトを参照)ということで、6,240円。ビワの様な形の一輪挿しは1g80円のシルバーで3,400円。と、しっかりした金額がつくので、シルバーってすごいなあとしみじみ。
と、思ったら、もっとすごかったのが、袋に入った金のアクセサリーたち。18金は“1gで6,888円“ということで、ひとかたまりで75,000円! 一気に金額が跳ね上がります。純金ってすごい…!
森園さんによると、「10年以上前はプラチナの方が高かったです。投資需要で金が高くなったこともあり、僕がこの仕事をはじめた時は1g3,000円くらいだったけれど、今は7,000円弱。もっと上がると言っている人もいるほどで、金は夢があります」とのこと。皆さんのお家にも眠っている“金”ありませんか?
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これまたご自宅に眠っている方も多いのでは?シャネルの香水(未開封)です。こちらは森園さん査定で3,000円。使っていない香水がこの額になるなら嬉しい限り。
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SMAP、6人時代のテレフォンカードセット!こちらは1枚1,000円で6,000円。
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古い彫刻刀は、2,000円。うっかり捨ててしまいそうなものも、お金に変えられるのですね。
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そして、この日一番高額だったのが、年代もののライカのカメラ。その査定価格はなんど30万円に!同じく年代ものの二眼レンズも20万円の査定がつき、カメラ2つで50万円という驚きの価格に!いや〜、金も良いけどカメラも良い。非常に夢のある時間となりました。
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この日最高額だったライカのカメラ30万円と、最低額だったシーラカンス(!)50円。皆さんもお家に眠っているものがあれば、ぜひ出張鑑定してお金を生み出してみませんか?
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お金のプロ、森園さんに映画『大名倒産』の感想も聞いてみました!
「物語がどう展開していくのか、良い意味で予想を裏切るラストでした。『老後の資金がありません!』と同じ監督さんということで、『老後の資金がありません!』と同じセリフが出てきたりして、遊び心を感じました。また、仕事柄、美術・衣装協力のクレジットをよく見てしまうのですが、この映画は小判とか碁盤などの小物をすごく良いものを使っていました」と鑑定士ならではの感想も。
また、「江戸時代は傘を和紙で作っていたので、それを萬屋さんが買取をしてくれていました。庭の木とかを切るとかそういった仕事の後に傘を見せてもらったり、萬屋の一貫として傘の売買をしていたこともあります」と江戸時代の“リサイクル”についてもコメント。「時代は変わっても、良いものは変わりません。お金っていつの時代もついてまわるものですよね。支出を減らして、収入を増やすという、現代へ通じる、生き抜くヒントがつまっている作品です」とお金の大切さが学べることも話してくださいました。
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森園さん、貴重なお話をありがとうございました! 映画『大名倒産』は現在公開中です。