映画『引っ越し⼤名!』(2019)が6月18日19:30より地上波初放送されます。時代劇だけれども “急な転勤”、“理不尽な上司・会社からの命令”、“真のリーダー論”など、現代に⽣きる私たちも共感できるテーマが盛り沢⼭の本作。そんな松⽵が⼿がける時代劇エンターテイメント作品から4年ぶりの新作となる映画『⼤名倒産』が来週6⽉23⽇(⾦)より全国公開。今回は笑って泣ける時代劇エンターテイメント4作品をご紹介します!
◆引っ越しは戦でござる! ⼈数1万⼈、距離600キロ、予算は・・・無し︕︖『引っ越し⼤名』(2019年)
「武士の家計簿」で知られる歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化。財政難のため民衆に重税を課す仙台藩では、破産や夜逃げが相次いでいた。寂れ果てた宿場町の吉岡宿でも年貢の取り立てや労役で人々が困窮し、造り酒屋を営む穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治(永山瑛太)から、藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げるという、宿場復興のための秘策を打ち明けられる。十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして仲間たちは、町を守るために私財を投げ打ち、計画を進めるが…。私欲を捨て、周囲の人々のために奮闘する十三郎たちの懸命な姿が胸を打つ本作。
◆金なし!人なし!時間なし!おまけに帰る城もなし!?『超高速!参勤交代』(2014年)
城戸賞に輝き小説化されるやいなやベストセラーになった土橋章宏の同名小説の映画化。磐城国のわずか1万5000石の弱小藩である湯長谷(ゆながや)藩は、湯長谷の金山を狙う幕府の老中・松平信祝(陣内孝則)から、5日以内に参勤せよという、無理難題の命が下される。老中が仕組んだ陰謀であることは明らかだったが、湯長谷藩主の内藤政醇(佐々木蔵之介)は、知恵者の家老・相馬兼嗣(西村雅彦)とともに通常なら8日間を要する道程を4日間での参勤交代を可能にする奇想天外な作戦を練り、実行に移すが、松平もそれを阻止せんと刺客を放っていた。小藩の藩主藩民が一丸となって、知恵を絞り、逆境に立ち向かっていくチーム力に勇気をもらえる事、間違いなし!更にスピードもスケールもアップした続編『超高速!参勤交代 リターンズ』(2016)もお忘れなく!!
◆100億返済か切腹!?現代にも通じる節約術で、絶体絶命のピンチから大逆転なるか!『大名倒産』(6月23日公開)
ベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説「大名倒産」(文春文庫刊)が、ついに実写映画化。監督は『⽼後の資⾦がありません︕』『そして、バトンは渡された』『ロストケア』など、今最も注目を集める前⽥哲。神木隆之介を主演に、杉咲花、松山ケンイチ、⼩⼿伸也、桜⽥通、⼩⽇向⽂世、宮﨑あおい、浅野忠信、佐藤浩市など⽇本映画界を代表する豪華キャストが集結!
越後・丹生山藩の鮭売り・小四郎(神木隆之介)は、ある日突然、父・間垣作兵衛(小日向文世)から衝撃の事実を告げられる。なんと彼は、<松平>小四郎――徳川家康の血を引く、大名の跡継ぎだったのだ!庶民から一国の殿様へと、まるで幸運を手にしたシンデレラストーリー!かのように見えたのもつかの間、実は丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケありビンボー藩!小四郎の実の父であり、先代藩主の一狐斎(佐藤浩市)は、藩を救う策として「大名倒産」すなわち藩の計画倒産を小四郎に命じるが、実は息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった!小四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ!人生最大の果たして小四郎は100億を完済し、自らの命と、藩を救うことが出来るのか!?現代でも活用できる節約術もふんだんに織り込まれた本作を観れば、値上げラッシュも乗り切れる!?絶体絶命のピンチから奇跡の大逆転を狙う若きプリンス小四郎が巻き起こす、愉快痛快!人生逆転エンターテインメントをお見逃しなく!!
(C)2023映画『大名倒産』製作委員会