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Huluドラマ『今日、ドイツ村は光らない』小関裕太インタビュー「ダウ90000の”あるある”が凝縮」「東京ドイツ村が愛らしく見えてくる作品」


今最も業界を沸かせている8人組ユニット『ダウ90000』と俳優・小関裕太が織りなす新感覚5分ドラマ『今日、ドイツ村は光らない』がHuluにて全15話、独占配信中となっています。

今回はダウ90000とともに主演を務める小関裕太さんに、作品の見どころについてお話を伺いました。

『今日、ドイツ村は光らない』ストーリー
舞台は、イルミネーションを最大の目玉とする、東京ドイツ村。イルミネーションが始まる前日、いわば1年で“最も暇な1日”。
そこにやって来た1台のフードワゴンと、そこに並ぶ6人の男女+従業員2名。9人の男女が抱えるややこしい事情が絡まり合い、“もっとも素敵な1日”を紡ぎ出す!?

──今回のドラマ『今日、ドイツ村は光らない』は、コメディというかあまり例にないタイプのドラマだと感じたのですが小関さんはどんな印象を受けましたか?

小関裕太さん(以下、小関):最初に台本読んだ時、純粋に「面白いな」って思いました。その後、撮影前に本読みをさせてもらったんですが、その時の印象が台本読んだ時と全然違っていたんです。

──具体的にはどんな感じだったんですか?

小関:実際に声に出すと、ダウ90000のみなさんのテンションや魂が吹き込まれるんだ、っていうのを改めて感じました。だから本読みがすごい楽しかったですね。おそらく皆さんの中では完成していたキャラクターがあったんだと思います。だからこそ、気持ちのいいテンポ感や距離感が出来上がっていたのだろうな、と思いました。

当初、僕はこの台本の言葉並びがどういう風に繰り広げられるんだろうってのは、想像しきれてなかったんです。実際に読み合わせをしたら「こういう風に読むんだ」と。実際に会うまでは、僕の中にそのボキャブラリーが無かったし、皆さんのことを全然知らなかったなー、と思いました。

──お会いできたからこそ、関係性とともに物語を一緒に作り上げていけたということですね

小関:そうですね。蓮見(翔)君がこういう風に書いてたんだっていうのを実感しました。

蓮見さんのメンタルの強さ

──小関さんから見て、同世代の蓮見さんに対して、なにか感じるものはありましたか?

小関:「メンタル強いなぁ」って思いました! 今は相当忙しいみたいで、この『ドイツ村』収録の時点でも別のドラマ書きながら、「まる2日間寝てないんですー」って嘆いてました。
さらに、いま本公演中の舞台(ダウ90000演劇公演第4弾『いちおう捨てるけどとっておく』)の台本もまだ書き始めていなかったみたいなんです。
それを聞いたとき「メンタルがすごく強いな!」って驚くと同時に、「かっこいいな」って感じました。
「求められる人」特有の素質の部分もすごいのですが、それに応えられる蓮見君の態度っていうのがすごくて。

──舞台『いちおう捨てるけどとっておく』はご覧になられましたか?

小関:拝見させていただきました。今回のドラマご一緒してた時にも感じた、いいテンポ感と完成された空気感がありました。一緒にドラマを作ってきたからこそわかる「ここはこういう風に作ってるんだろうな」といった過程を演出の隅々から感じられました。

園田(翔太)君ていうメンバーの中の1人が、結構、声張ってやるお芝居をされるんです。今回の『今日、ドイツ村は光らない』でも園田君は、割と声を張ってやられてたんですけど、舞台ではちょっと違うベクトルの”張り方”だったんです。しかも”全然気使えないやつ”っていう役割から、だんだんと気を使うってことを彼なりにするみたいな情景がすごく面白くて。『ドイツ村』でご一緒した時とは一味違う部分が見られたのも楽しかったですね。

現場でドラマが育った

──ダウ90000さんの作品は、心の機微や関係性がものすごく繊細に描かれていますよね

小関:どのキャラクターも「いるいるっ!」と思えるのが魅力ですね。共感を得やすいシチュエーションの表現も本当に特徴的だと思います。

──蓮見さんのように、同世代で脚本やったり演出やったりしている人って少ないですか

小関:なかなかいないですね。しかもダメ出しの仕方がすごく演出家なんですよ(笑)。具体的で的確で。蓮見君がちょっといじると、みんなの演技がみるみる良くなってくる。もちろん元も面白いんですけれども、彼がいじることによって会話や内容、ドラマ全体が豊かになっていくのを目の当たりにしました。そうしたところに、彼の指導者としての才能を感じましたね。『ドイツ村』の総合演出をされた橋本(和明)さんからの指示もいただきながら、自由にやらせてもらいつつも、少しずつ役作りを進めていくことができました。

──事前の準備よりも、現場での役作りが多かった?

小関:僕自身も色々準備してたんですけど、想像していたキャラクターと少し違ったので、準備していったうちの1つを基盤に膨らませていきました。

──あの淡々とした、喋り口調とか

小関:そうです。役名も「小関」なので(笑)小関をベースでありたいな、ってのは元々あったんですけど、先輩がいてお客様がいて従業員がいてっていう関係の中でどういう役回りをすべきかを結構探りました。ツッコミもあるし、ボケもあるので。

愛あるツッコミをしたくなる『東京ドイツ村』

──舞台となった東京ドイツ村というロケーションはいかがでしたか?

小関:僕、東京ドイツ村には、はじめて行きました。広々として草木も多くて、動物とかもいながら、ところどころ遊具があって。台本の中でもそうなんですけど、ツッコミどころが多い。「こんなに大きいスペースがあるのに、ジェットコースターはこんなちっちゃいの? もっと大きく作れたでしょう?」みたいにダウ90000の皆さんと一緒にツッコんでました。(笑)

あと、敷地がとにかく広いので、車で移動しないといけなかったんですけど、全部一方通行なんです。現場に行くにも、1回、入園入口のところを通ってから行かないといけないんですよね(笑)。でも、のどかだから「遠いなあ」って言いながらも、嫌な気持ちはしないんですよね。
遊具がたくさんあるんですけど、撮影の合間に綱渡りの遊具や大きいジャングルジムでみんなで遊んで、汗かいて怒られたり(笑)。撮影現場から楽しかったです。

──そんな大らかなロケーションだからこそ、あの演技が生まれた?

小関:すごくいい空気感でした。結構ゆったりとした会話劇でありつつ、ベースはテンポのいいコメディっていう珍しいタイプの作品だったので、自由にたくさんやらせてもらいましたし、勉強になることもたくさんありました。

──撮影は順調でしたか?

小関:とにかく撮影時間が短かったんですよ。5分×15話を3~4日間で撮影したのですが、撮影量自体は膨大な量なんです。それを朝ドラよりも早いペースで撮影していったので、すごく集中しました。
あと今回は作品の構成的に、視聴者の方が見る目線の台本と、時系列の台本と2種類あったんです。「あれ? ここどっちが先ですかね」なんて確認をしながらだったので撮影がいつもより難しかったですね。普通の台本を覚えるよりは、ちょっと時間がかかりました。
躍動感ある撮影現場だったんですけど、お昼ご飯を美味しくいただける余裕はありました。みんなと和気あいあいしながらも駆け回ってた、という印象です。

ツッコミの”心の師匠”はシソンヌ長谷川さん

──今回の小関さん、いわゆる”ボケ”に入ると思うんですけど、ツッコミとボケってどうでしたか? 特に蓮見さんとのテンポ感みたいなところは

小関:蓮見君と一緒にやる時はボケで、園田君と一緒にやる掛け合いはツッコミでした。僕自身は今までコメディやお笑いをそんなにやらなかったので、ダウ90000の皆さんには「ちょっとダメ出ししてください」ってお願いしてました。テンポにしても音圧にしても、とにかく初めて知ることばっかりで。
そんな中、コメディだから、と思ってリハーサルでアドリブ入れたら、却下されたりしてました(笑)。台本通りだからこそ面白い、という構成ですね。

──小関さん自身は普段はボケとツッコミだったらどちらですか

小関:ボケですね。ただ、ツッコミも修行中です。僕が勝手に師匠と思っている人が何人かいるんですが、その中の一人がシソンヌの長谷川(忍)さんです。あとナオト・インティライミさん、ジャニーズWESTの重岡大毅くんからも影響を受けています。

──今回のドラマでツッコミの腕も上達された?

小関:2年ぶりにご一緒した方に「あれ? 小関さんってツッコんでましたっけ?」って言ってもらったのが嬉しかったですね。

──普段からお笑いは結構ご覧になられるんですか?

小関:それが見ないんですよ。だから共演させてもらった方々のライブ観に行かせてもらったり、『M-1グランプリ』の映像を拝見したりしていました。
この作品を経て「お笑いをもっと観たいな」って思うようになりました。今回もダウ90000さんの舞台を観に行ったとき、しずるの村上さんが出ている作品のチラシを見かけたりして、結構気になっています。今は色々観てみたいな、って思っています。

──シソンヌの長谷川さんのお名前が出たので、コアなお笑いのファンなのかな?って思いました

小関:長谷川さんは以前に舞台で共演させていただいたことがあるんです。そこから仲良くさせていただいてますね。

──小関さんが普段ご覧になるようなHuluの作品を教えてください

小関:やっぱり日テレ系のドラマはよく観ていますね。特に最近は『死神さん2』に出させてもらう機会もあったので、シーズン1をフルで予習したりしていました。僕自身がHuluに出させていただくことが多いので、やはり観る機会は多いですね。

「そこまで言うなら行ってみたい」東京ドイツ村が愛らしく見える作品

──最後に、今回のドラマの見所を教えてください

小関:とにかくダウ90000さんが持つリズム感っていうのが、すごくナチュラルでかつテンポが良いんです。日常生活の中でいるいると思わされるような、うまーいところにツッコんでいくという、ちっちゃなお笑いが今回の作品の中にもすごく凝縮されています。『有吉の壁』プロデューサーの橋本(和明)さんからも「これは傑作ができた!」っておっしゃっていただけた作品です。今回、僕はそこに飛び込むだけでした。

東京ドイツ村へのツッコミどころもうまく散りばめられている作品なので、これを見たら多分ドイツ村に行きたくなるかと思います(笑)。「いや、なんかそこまで言うなら行ってみたい」って(笑)。ドイツ村が愛らしく見えてくる、ドイツ村が好きになっていく作品に落とし込まれています。
1話5分という短い時間なので是非、観てほしいです。

──ありがとうございました

『今日、ドイツ村は光らない』
キャスト
小関裕太、ダウ90000(蓮見翔、忽那文香、園田祥太、道上珠妃、中島百依子、飯原僚也、吉原怜那、上原佑太)
スタッフ
総合演出:橋本和明
脚本: 蓮見 翔(ダウ90000)
演出 :岡本充史(AX-ON)
プロデューサー: 鈴木将大、柴田裕基(AX-ON)
チーフプロデューサー:三上絵里子
制作プロダクション:AX-ON
製作著作:日本テレビ

https://www.ntv.co.jp/ntvdow/
ドラマ公式Twitterアカウント
@ntv_dow [リンク]

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