ウナギは絶滅危惧種です。消費者庁によると「絶滅危惧種のニホンウナギは日本の食文化を支える貴重な食材」としながらも、東京都中央卸売市場でのウナギ取扱量が平成15年と比べ、平成30年には半減していることを示しています。シラスウナギの採捕量については、昭和57年に約30トンほどだったのに対し、平成30年には10トン以下になっているようです。
ウナギを食べてるみたいなウナギなし丼ともいえる!
そんななか、東大の購買コンビニが衝撃的なお弁当を販売しています。なんと、うなぎ不使用なのに、うなぎを食べているかのようなテイストを楽しめる弁当。その名も『土用のたれめし』(税込198円)! ウナギが乗ってないうな丼みたいなものです。乗っているのは、いや、かけられているのはタレだけ。うな丼っぽいタレだけ!
タレにさえウナギ不使用
しかもこのタレ、ウナギ不使用! ウナギっぽい味付けなのに、ウナギを食べているような気持ちになれるのに、タレにさえウナギ不使用。なんという「ウナギ抜き」に対する徹底っぷり。以下は『土用のたれめし』を販売している東京大学購買の掲示コメントです。
<東京大学購買コンビニの掲示コメント>
「うなぎは絶滅危惧種のため養殖ものであっても食べるのはどうなのか? などの色々な意見を受けて、大学生協で考えた一つの答え」「うなぎエキスも使用していません。ただのうなぎのたれではない香ばしさを加えることで、ごはんの上にうなぎの蒲焼がのっていると感じられるよう開発しています」
東大の東大生向けに売られてる東大コンビニの土用のウナギ飯(ウナギ抜き)が良き。激安184円でうなぎ的ウマさ! pic.twitter.com/3S31SM51zr—クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) July 22, 2022
ウナギを食べているような気分になる
実際に食べてみましたが、これ、確かにうな丼のタレっぽい! しかも甘ったるくないので飽きずにご飯をおいしく食べ進められるし、目を閉じて食べれば、ウナギを食べているような気分になります。でも、ウナギ不使用!
メチャクチャお得
「鰻が食べたい」「本物のうなぎが食べたい」という気持ちもわかりますが、ウナギは絶滅危惧種。食べたとしてもめちゃくちゃ高額な場合が多いです。それだけの価値があるから高額なのは理解できますが、ウナギを食べてるみたいなウナギなし丼ともいえる『土用のたれめし』なら税込198円! メチャクチャお得! 良き~!
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)