ジミー大西が、12日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。彼が語ったこれまでの歩みが話題となっている。
もともとは早見優の付き人になりたかった!?
画家として世界各国で評価され、タレントとしても人気があるジミー。そもそもの出発点は明石家さんまの運転手ということはよく知られた話だが、そもそもは早見優の付き人になりたかったという。当時、さんまが司会をしている歌番組に、彼女が出ているのを目撃した彼は「早見優ちゃんも“吉本の人”や思って吉本へ行った」のだとか。
「すいません、早見優ちゃんの付き人になりたいんですけども」と直訴するジミーに、吉本の社員は「明石家さんまは吉本やけども、早見優ちゃんはプロダクションが違うから吉本来られても困る」と返答。
ところがちょうど舞台裏で働くスタッフがいなかったことから、社員は「もしかしたら早見優ちゃんと会える機会があるかもわからへんぞ」「君ちょっと働こうか」「給料出してあげるから働け」と巧みに誘い、ジミーを裏方として働かせるようになったという。
たまたま、さんまが通りかかり……
新喜劇のセットなどを作っていたジミーだったが、そこでミスをしてしまい、先輩から怒られていた。そこにたまたま通りかかったのが、さんま。ジミーを見て「なんか変わってんな」と言ったという彼は「怒らないでやってくれ」と、その先輩に頼み込んだという。助けられた彼は一気にさんまに懐いてしまい、自宅に泊まりに行くように。
さんまの運転手に立候補も「免許は持ってない」!?
当時さんまは大阪在住。だが東京での仕事が忙しくなり、向こうで運転手を探すことになったということで、ジミーに「誰かおれへんか?」と聞いてきたという。すると彼は自ら「はい。僕します」と立候補。「免許持ってんのか?」「いえ、持ってません」「ほな、アカンやんけ」。
そこでさんまは、2週間で取得できる合宿免許を提案。料金はすべてさんまが負担することになったのだが、ジミーは免許を取るのに2週間どころか、半年かかってしまう。料金もその分高くつき、彼の合格した後、さんまは「俺、中古でも1台、車買えてたな」と笑っていたそう。
また、これはさんまもよくネタにしているが、「雨の日に車のワイパーが一定の感覚で動くため、それを見たジミーが眠たくなる」「駐車中の車の後ろに止まって “さんまさん、渋滞です”と言った」という話は、ジミー本人が今回言っているため、真実のようだ。
まだまだあるジミー伝説
この前後も、笑えて泣ける話が満載だった。
・高校では野球部だったという彼が監督からのサインが覚えられず、マネージャーに転向した話
・小学校の頃の成績表を見た母親が「秀ちゃん(本名は大西秀明)の通知簿はいつもマラソンやね」と指摘した理由が、すべて評価が1(イチ)か2(ニ)だったからという話
・IMALUのお絵描きに付き合っていたときに、彼のイラストを見たさんまが「お前変わった絵描くな」と才能を見出し、番組で紹介。すると、その番組をたまたま見ていた岡本太郎からファックスで「いいよ。もっとキャンバスを気にしなくてキャンバスからはみ出しちゃえばいいんだよ」と、ジミーに激励のメッセージを送ったことから画家を目指した話
・画家の仕事が時給に換算すると380円だったため一度挫折したが、さんまから「人を笑かすとか人を楽しませる我々の商売っていうのは時給計算なんかするもんじゃない」「もしお前の絵を見て楽しむ人がおったら、それはそれでお前にちゃんと返ってくるから描きなさい」と諭され、再び絵を描き始めた話など驚きが止まらなかった。他にも涙なくしては聞けない初恋のエピソードもあった。
そんな彼の半生はNetflixで、さんまプロデュースによって『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』でドラマ化されているが、師匠が数奇な運命を形にしたがるワケを改めて再認識した。
ネットでも
・ジミーちゃん最高
・明石家さんま×ジミー大西伝説が凄すぎて笑う
・凄い人だなあ
・偶然の出会いが織りなすジミーちゃんの人生
など、様々な声が寄せられている。
(執筆者: genkanaketara)