お店のラーメンをそのまま冷凍して販売している“通販ラーメン”。コロナ禍で外食が厳しくなって以来、大ブームとなっているが、その中でも一番人気なのが“二郎系ラーメン”だ。お店で食べるにはハードルが高いという人も多く、ジロリアン(二郎ファン)だけでなく一般の方の購入も増えてきているという。
関西の人気店を中心にそろえた通販ラーメンサイト「menjoy」では、“二郎系ラーメン”だけを集めた「マシマシフェス2021」を開催している。今回はこのマシマシフェス2021に出店しているラーメンを一つご紹介したい。
大阪にある行列店“らーめんstyle JUNK STORY”だ。JUNK STORYの繰り出す二郎系ラーメンは「たまり醤油仕立ての味付背脂豚そば」。
二郎系といえば濃厚な豚骨スープに濃いめの醤油ダレが特徴だが、このラーメンは“たまり醤油”をメインで押し出している。なんと、このたまり醤油ダレ、196時間以上かけて作り上げる芳醇な香りとコクを生かしたもの。
豚・鶏のスープよりもこのタレが前面に押し出された、醤油が主役の一杯になっている。大阪で有名な高井田系ラーメンや大阪ブラックラーメンの醤油感を二郎系に上手く落とし込んだ、アイデア溢れる一杯だ。
ここに合わせる麺は焙煎小麦胚芽入りの極太の自家製麺で、なんと麺量は400g!
柔らかい豚バラチャーシューも豪華に2枚乗り、茹でモヤシとキャベツを加えてワシワシと食べたら、これはもう最高だ。
マシマシフェス2021のラインナップを見ていると、二郎系もただ“ラーメン二郎”にインスパイアされたものだけではなく、独自の色やアイデアを生かした商品が増えてきて、かなり面白い展開になってきている。
ぜひ、お好みの一杯を見つけてみていただきたい。
(執筆者: 井手隊長)