在宅ワークのパフォーマンスに直結するのが自宅のデスク環境。モニターやライト、小物などの細部までこだわり出すとキリがないのですが、デスクと同じくしっかり選びたいのがデスクチェア。
先日よりMSIのゲーミングチェア「MAG CH130X」を自宅に迎える機会があり、なるほど長時間座りながらゲームプレイすることを想定しているゲーミングチェアには、さすが快適性を追求した機能や設計が満載だなと実感しました。オフィスチェアを選ぶにせよ、どんな点が座り心地や作業のしやすさを左右するのか、注目ポイントをまとめてみました。
背もたれのフィット感
MAG CH130 Xは、快適性とホールド感を最重要視したレースカーのシートをモチーフにしたゲーミングチェア。
背もたれは背骨のカーブに合わせたデザインを採用し、長時間座っていても上半身を適切にサポートして快適に過ごすことができます。
それ以前に使用していたチェアはどうも背もたれのフィット感が安定せず、浅く腰かけて後ろにのけぞるような姿勢になったり、猫背になって前屈みで作業することもありました。MAG CH130Xを長く使用するうちに、背筋を背もたれにあずけて伸ばすとこんなにも腰への負担が軽減されるのだなと実感した次第です。
なお、ハイバック仕様はリラックスできて長時間の作業に向いている反面、特に自宅では存在感が増すのは否めません。作業する空間によっては圧迫感のないインテリア選びを優先する必要があるかもしれませんね。
ちなみに、MAG CH130 Xは150度までのリクライニングに対応。ぶっちゃけここまで倒す場面はないのですが(笑)、背もたれのベストポジションを探るうえで、リクライニングの有無も重要なポイントとなります。
座面の奥行
MAG CH130 Xは深いシート構造によって着座時のホールド感を向上するため、シートの奥行きを57cmと長めに設計しています。
深く座ると骨盤が立ち、背筋を無理やりピンと伸ばさなくても、自然と上半身が安定します。反対に、奥行が短いと座面に接触する面積が狭くなり、体圧がうまく分散できずにすぐにおしりが痛くなってしまいます。
もちろん、座面の奥行が長すぎたり短すぎたりというのは、座る人の体型によっても変わってくるもの。MAG CH130 Xにはデザインが統一されたヘッドレストとランバークッションが付属しており、取り付けることで自分好みの座り心地を調整することが可能です。
アームレストの可動
目線の高さをディスプレイにあわせたり、足がちょうどよく床についたりするのを調節するため、座面の高さを調整できるのは重要なポイント。
それと同様に、アームレスト(肘掛け)の可動に対応しているかどうかも大切だなと感じました。MAG CH130Xは7cmの幅でアームレストの高さ調節が可能です。
両腕をアームレストにもたれかけることで肩への負担が軽減されますし、デスク天板と高さを合わせると背筋を伸ばしやすくなります。適切な角度で肘を固定してキーボードやマウスを操作することで、疲労を感じにくくなりました。これが固定式のアームレストになると、むしろ姿勢が崩れてしまいますし、肩こりにつながる場合もあります。
細かい点ですが、デスク下にチェアを収納する際にもアームレストが邪魔にならず、ストレスを感じることがありません。
使われている素材
MAG CH130 Xは座面や背面にメンテナンス性に優れたPVCレザー生地を使用し、側面には手触りの良いベルベット生地を採用することで、スポーティかつ高級感のあるデザインに。ツルツルと滑る感じもありません。
これから夏本番を迎えるにあたって蒸れの程度が気になるところですが、比較的安価なファブリックや通気性に優れたメッシュなど、素材の好みもデスクチェア選びの判断材料になりそうです。
ゲーミングチェアにせよ、オフィスチェアにせよ、デスクチェアは機能や素材によって価格がピンキリ。中には座面の奥行が調整できるものがあったり、アームレストの横幅や角度を調節できるものがあったりもします。
失敗できない買い物として、可能であれば店頭で試し座りしてみることをオススメします。
MSI「MAG CH130 X」公式サイト:
https://jp.msi.com/Gaming-Gear/MAG-CH130-X