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新年度がスタートし、新社会人による慣れない運転や、土地勘のない場所での運転などで、ドライブ中の思わぬ危険が増える時期に。
「2030年死亡交通事故ゼロ」の実現を目指すSUBARUは、春の全国交通安全運動に向けて、全国のドライバー584人を対象に運転中における“ヒヤリ”とした経験に関するアンケート調査を実施。あわせて「安全なクルマの選び方」を解説するコンテンツサイトを公開しています。
9割以上のドライバーが運転中のヒヤリを経験
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調査対象者に、運転をしていてヒヤリとした経験について聞いたところ、9割以上(93.9%)の人が、運転中になんらかの「ヒヤリ経験」をしていることが判明。
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運転時のヒヤリとした場面について聞いたところ、トップ3を占めたのは、すべて“急な飛び出し”によるも。「車」(22.6%)、「歩行者」(20.5%)、「自転車」(19.5%)と、いずれも約2割のドライバーが急な飛び出しによるヒヤリ経験をしているようです。
最大のヒヤリゾーンは「生活道路」
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運転時のヒヤリと感じた場所をたずねたところ、約4割が「細い路地/住宅街」(37.8%)と回答。次いで「狭い十字路/ T字路」(33.3%)が挙げられました。
また、「運転していて苦手なシチュエーション」について自由回答を求めたところ、圧倒的に多かったのが「狭い道」での走行シーンという結果に。
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主に日常生活に利用される道路で、クルマよりも自転車や歩行者の通行が多い道路は「生活道路」と呼ばれます。近年交通事故の件数は減少傾向にあるといわれていますが、国土交通省の発表資料でも、幹線道路に比べて生活道路の死傷事故件数の減少割合は小さいと指摘されていることから、「生活道路」はドライバーにとって、最大の「ヒヤリゾーン」であると言えそうです。
「運転時におけるヒヤリ経験」調査概要
実施時期:2021年3月3日(水)~3月5日(金)
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の四輪自家用車をもつ、週に1回以上運転する20歳以上のドライバー 584 人(有効回答数561人)(男性:297人/女性:287人)
「安全なクルマ」選びのために
交通事故防止の徹底を図るためには、交通ルールの遵守や交通マナーの実践はもちろん、「安全なクルマの選び方」が重要となります。
『間違いだらけのクルマ選び』の著者であるモータージャーナリストの島下泰久さんによると、安全なクルマには以下の4つのポイントが求められるといいます。
・窓やドアミラーでクルマの周囲が全方位よく見えて、車両感覚がつかみやすいこと。
・正しい運転姿勢を取れ、ハンドル・ペダルなどの操作がしやすいこと。
・駐車などの際に行きたいところにピタッと寄せられる運転のしやすさ。
・先進安全装備が使いやすく、わかりやすいこと。
SUBARUのコンテンツサイトでは、これら4つのポイントについて詳しく解説しているほか、クルマ選びの際に使える安全ポイントのチェックリストなども公開。それを踏まえつつ、島下さんは「販売店などに出向き、実際に“きちんと実車を見て、シートに座ってみて、試乗をして選ぶ”を実践していただきたいと思います」と呼びかけています。
SUBARU「安全なクルマの選び方」:
https://www.subaru.jp/safety/choice/