青空のもと田んぼ道を原付に乗って疾走する女子。まるでアニメ映画のワンシーンのような美しい情景ですが、これを紙とダンボールと毛糸と割り箸だけで動きまで表現した作品がTwitterで注目を集めています。
まずはぜひその投稿の動画を再生してみてください。
https://twitter.com/shin___geki/status/1351456067738189825
紙と段ボールと毛糸と割り箸で作った田んぼ道の原付少女 pic.twitter.com/fmSZbwUhcl—しんらしんげ shinrashinge (@shin___geki) January 19, 2021
こちらの作品を投稿されたのは工作漫画家のしんらしんげ(@shin___geki)さん。割り箸で作られたハンドルを昔の映写機のように回すと、背景や原付のタイヤ、少女の髪の毛が細かく動き始めるのです。
背景は多重スクロールとなっていて、手前の家と奥の山ではスクロールのスピードが異なります。この細かなテクニックによってリアルな世界観が描き出されているのですね。
動画の終盤には装置が斜めから映し出されるシーンがあり、どのような仕組みで作品ができているのかを見ることもできます。
ものすごく細かく、リアルな世界観が描き出されているのに、仕組み自体は至ってシンプル。作ろうと思えば小中学生が自由研究などで作ることだってできるでしょう。それだけに発想の素晴らしさが感じられますよね。
こちらの投稿には国内外からたくさんのコメントが寄せられていました。
・多段引きで距離によってちゃんと引きの速度まで変えてらっしゃるのほんとすごいです!!
・小学生の頃、夏休みの宿題で似た仕掛けの物を作りました。勿論、こんな素敵な仕上がりではなかったです。
・タイヤや髪よりも、遠くにあるものほど、スクロールが遅くなるって、しかも連動して動くって凄すぎ!
・目から鱗の発想です!
・バイクの種類を変えて楽しみたい
・良いですね 茨城の道みたいです。
・髪がなびいてんのが凄いよ
・風になびく髪がリアル ずっと見ていたい
・無形文化財決定!
・ホイールが回転しながらも上下に動いているのが「走行中の路面の凹凸をサスペンションが吸収して車体が揺れていない」感がでてて、とても生き生きしてます。
ちなみに作者のしんらしんげさんは、2016年にTwitterに投稿された「紙コップ3つで作ったドラえもんの漫画」が2016年の国内リツイート数1位に輝いた経歴の持ち主だったりします。
https://twitter.com/shin___geki/status/688283766381387776
紙コップ3つでドラえもんの漫画作ってみました。#ドラえもん#紙コップpic.twitter.com/4EHKa1AEbm—しんらしんげ shinrashinge (@shin___geki) January 16, 2016
こういった作品がお好きな方はぜひ先生のSNSをフォローしてみてはいかがでしょう。
※画像提供:しんらしんげ shinrashinge(@shin___geki)さん
(執筆者: ピータン)
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