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あの『100年ドラえもん』を開封! 本も特典も狂気のこだわり!(褒め)



ドラえもんファン界隈で話題の『100年ドラえもん』をご存知でしょうか。


これは究極の愛蔵版として販売されたてんとう虫コミックス『ドラえもん』の全45巻セットなのですが、随所に施されたこだわりは、まさに100年経っても読めるであろうクオリティ。


多くのファンの皆さんと同様、筆者も藤子不二雄のマンガに育てられたひとり。今回購入した『100年ドラえもん』を開封しつつ、その中身をご紹介したいと思います。


ドラえもん愛が結晶化しているセット


藤子・F・不二雄こと藤本弘先生の誕生日である12月1日に届いたのは、「100年ドラえもん」としっかり表記された段ボール。



「黒く印刷された側がたいへん重くなっております」など、表記だけでも取扱いに対する配慮がなされているのが、この段階ですでに見てとれます。


販売はこの箱単位でのまとめ売りです。なので販売用のバーコードはこの箱にしかありません。つまり、開封した中身のひとつひとつにはバーコードなどが一切ありません。

それがデザイン上、どういった効果を及ぼしているのかは追々、紹介したいと思います。


開封すると、セット内容の紹介と“ふろしき”が。




ずっしりと重いふろしきには、豪華愛蔵版のドラえもんが入っているようです。その重さ、約12㎏!



青いスチロールの箱には特典が入っていました。

・『ドラえもん0巻』豪華愛蔵版

・カラー扉絵画集『ドラ絵もん』

・総合索引『引くえもん』

・ドラえもん&のび太 特製フィギュア





ちなみに、特製タイムふろしき(110×110cm)も特典のひとつです。


“紙好き”にはたまらないクオリティ


タイムふろしきをほどくと、金色に箔押しされた3つの箱が現れました。15冊ごと1箱に収められています。



この箱、ものすごくしっかりしているのですが樹脂などではなく特殊加工された紙の箱。フタを静かに持ち上げると、中身の箱がいったんは持ち上げられるものの、ゆっくりと降りていくのがわかります。



箱デザインや本の装丁はブックデザイナー名久井直子さんによるもの。

タイトルの無い表紙はドラえもんと巻数だけのシンプルで飽きの来ないデザインに仕上がっています。




また、先にも述べたように中身には一切バーコードが無いので、名久井さんの配置した、ドラだけのデザインだけで構成されています。



もちろん、表紙をめくればオリジナルのてんとう虫コミック版の表紙も収蔵されています。



表紙と中身の間にある“見返し”には、100年ドラえもんのために作られたオリジナル和紙を使用。この和紙、ドラえもんの透かしが入っているというこだわりよう。



本の上部は湿気やほこりを防ぐ“天金”仕様。ドラえもん単行本としては初の仕様なのだとか。



表紙は汚れに強い布クロスに、シルクスクリーン印刷が施されています。もしものときを考えて撥水処理もされています。汚れなどを気にせず、何度も手に取ってほしいという思いが感じられます。



実際の印刷はどうでしょう。


酸化に強い紙に対し、『サタンブラック』という高濃度、高漆黒度の墨インキで印刷されているため、非常にくっきりとした仕上がりです。また、通常のてんとう虫コミックスは印刷時に133線という細かさであるのに対し、100年ドラえもんでは150線という更に高い“線数”で仕上げています。



収録原稿は、オリジナル原稿からスキャンした最新データ。



この豪華愛蔵版では、良質の紙に対して黒いインキを用いて高い線数で印刷することにより、F先生の繊細なペンタッチやグラデーションを表現することに成功しています。



もう、どこをとってもこだわりだらけの仕上がりになっているのです。



特典のこだわりも異常


特典にも、本編に負けないくらいのこだわりがみられます。


メディコムトイ製の『「ドラえもん&のび太」100年後もまんがを読んで爆笑フィギュア!』は、第40巻「タイム・ルーム 昔のカキの物語」の一コマをモチーフにしたフィギュア。




全体の造形のすばらしさはもちろんなのですが、のび太たちが持っているコミックがなんと、てんとう虫コミックスの40巻。




そしてフィギュアのドラえもんたちが開いているページが……「タイム・ルーム 昔のカキの物語」そのままなのです!!




逆引き辞書『引くえもん』も強烈です。



作品名からの索引はもちろんなのですが、ひみつ道具からの索引、そして全キャラクターからの索引までもが可能となっています。





「スネルって誰だっけ……」と思っても『引くえもん』で調べれば第7巻のエピソード「石器時代の王さまに」に出てくる原始人のスネ夫(?)だとわかります。



筆者が驚いたのは、たとえば「イヌ」であったり「ドラえもん」であっても、全てのパターンが掲載されている点。




「スネ夫のパパの友達」も全話で10項目13エピソードに登場していることがわかってしまいます。



厳選カラー“幻”画集『ドラ絵もん』はカラー原画で書かれた作品を厳選したもの。『藤子・F・不二雄大全集』にも収録されていない“幻の原画”も収録されている模様……!




ドラえもん第0巻については、全45巻と同様、布クロス・ハードカバー・オリジナルデザインの豪華装丁版となっています。





余談ですが、書店申込特典では厳選カラーポストカードセット(全5枚)も封入されてきます。



70,000円、実はすごくお買い得?!


100年ドラえもん、これだけの内容で本体70,000円(税別)です。これだけの特典やケースなどを差し引いても、1冊あたり1000円ちょっとの計算になりそう。このセット、実はすごく安いのでは……? という気がするのは筆者だけでないはず。(買ったから言うわけではなく!)



書店などではまだ販売されているところもあるようです。ドラファンの方は購入検討してみては?




―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』
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