バブル崩壊直前に発表され、今もなお熱狂的なファンをもつ伝説の漫画を、主演に池松壮亮さん、ヒロインに蒼井優さんを迎え、真利子哲也監督により映画化した『宮本から君へ』が、いよいよ9月27日公開となります。
漫画家・新井英樹の週刊連載デビュー作「宮本から君へ」。熱血営業マン・宮本浩の七転八倒の記録を描いた本作は、大学卒業後、文具メーカーの営業マンを務めていた新井の経験を経て描かれ、1990年にモーニング(講談社)で連載をスタートし、1992年に<第38回小学館漫画賞 青年一般部門>を受賞。熱くまっすぐな宮本浩の生き様は、バブル末期のキラキラ輝く日本に、熱苦しすぎる血・汗・涙をふりまいて、強烈な反感を買ったとも言われています。
しかし、その後、時代を抗うように生きる宮本をはじめとするキャラクターたちが紡ぐ物語は時代を駆け抜け、俳優やミュージシャン、漫画家をはじめとした様々な業界から、漫画の”オールタイムベスト”にあげられるほど熱烈な支持者を生み続け、世代を超えて読み継がれています。
2018年テレビ東京でのドラマ化を経て、いよいよ映画化。映画は、ドラマに続き監督を務めた真利子哲也をはじめ、主人公・宮本を演じた池松壮亮さん、中野靖子を演じた蒼井優さん、映画から参戦した宮本の営業先の部長・大野平八郎役の佐藤二朗さん、と原作好きが集結。原作へのリスペクトをこめ、全キャスト・スタッフが全身全霊をかけ、超問題作を完成させています。
映画で描かれるのは、原作の後半パート。宮本と靖子の二人の前に立ちはだかる「究極の愛の試練」を克服していく様が描かれます。スタッフ・キャスト渾身の出来となっている本作は、公開前から早くも「今年の邦画NO.1」の声も。漫画原作の実写化となると、不安がつきまとうことは必然。しかし、本作を公開前にみた原作ファンは「漫画原作に忠実で、作品が本当に好きな人達が作ったんだなとそれだけでグっときました。実写化でトップじゃないかと思います」「全体的に原作の世界観、空気感が守られていて(ドラマもそうでしたが)原作ファンとして嬉しい仕上がり」「非常階段のシーンが想像以上にボコボコで良かった。宮本の暑くるしい感じも表現できていて興奮した」「原作ファンとして、よくここまであの原作の熱量を再現できたなあと感心。この作品は原作ファンに見てもらいたい!」と太鼓判を押しています。(8月22日実施、完成披露上映会アンケートより)
さらに、原作の大ファンである堀江貴文さんからは、下記のアツいコメントが到着。
【『宮本から君へ』堀江貴文さんコメント】
新井英樹作品はほぼ読んでいる私だが、やはり彼の出世作ともいえ強烈なインパクト第一印象を残したのが「宮本から君へ」と言わざるを得ない。もうとにかくすごい。連載当時から読んでいたのだが、ある日突然打ち切りのように終わってしまった。それほど多くの読者にインパクトだけでなく嫌悪感すら抱かせてしまったようだ。それが何故か連載から20年以上経過してテレビ東京で突如ドラマ化されることになって驚いた。あの文具販売卸という昭和な業態で令和の今に適応できるのか?なんて思ったりもした。
ドラマはヒロイン中野靖子と宮本が結ばれるまでの話だ。自動車メーカーの受付嬢に恋をした主人公宮本浩がもがいて恋破れてというまあ、激しさはあるものの読者が嫌悪感を抱くような話ではない。まあどこにでもある、若者の恋と仕事の話である。少しずつ成長した宮本は青臭い恋を卒業し大人の恋愛をしようと背伸びをしていく。
しかしだ、映画化されたシーンからフェーズが変わる。新井英樹が描くのは本当の人間の表も裏も泥臭い部分も感情も全て乗っけた話だ。ヒロインを蒼井優にしたのも宮本を池松壮亮が演じるのも見事としか言いようがない。宮本と中野靖子のラブシーンをあれだけ演じられるのは凄すぎる。原作を知っているのに涙が溢れてくる。
しかし、ピエール瀧の今回の拓馬の父親役は、ハマりすぎててやばい。また銀幕に復活してほしい。そして、映画を見た人は原作を読んで反芻してほしい。
世の中VS俺、連戦連敗。人生負けっぱなしの熱血営業マン・宮本浩が、愛する人のため”絶対に勝たなきゃいけないケンカ”に挑む!宮本の暑苦しくも切ない生き様を描いた極限の人間讃歌エンターテイメント、映画『宮本から君へ』をお見逃しなく!
【動画】『宮本から君へ』90秒予告
https://www.youtube.com/watch?v=G8ErJvXb3SI [リンク]
『宮本から君へ』
https://miyamotomovie.jp
(C)2019「宮本から君へ」製作委員会
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