日本人監督によるニューウェーブ・フレンチホラーのドキュメンタリー『BEYOND BLOOD』が日本公開決定。8月から東京・名古屋・大阪で開催される毎年恒例の映画祭『夏のホラー秘宝まつり』での上映となります。
本作は、2000年代に公開され世界中のホラーファンを熱狂させた『ハイ・テンション』『屋敷女』『フロンティア』『マーターズ』といったニューウェーブ・フレンチホラーのムーブメントを多角的に検証するもの。9.11という未曾有の大事件や封建的なフランス映画界への疑問、フランスのフェミニズム文化など社会問題にも切り込む、多様性に富んだドキュメンタリーとなっているそう。
豪華出演陣にも注目。『マーターズ』で多くの人にトラウマを残し、最新作『ゴーストランドの惨劇』の日本公開を控えるパスカル・ロジェ監督。『屋敷女』のアレクサンドル・バスティロ&ジュリアン・モーリーの監督コンビ、そしてベアトリス・ダルとアリソン・パラディの主演女優コンビ。『ハイテンション』『ヒルズ・ハブ・アイズ』を手がけ、近年では『ルイの9番目の人生』などホラー作以外も手掛けるアレクサンドル・アジャ監督。『フロンティア』『コールドスキン』のザヴィエ・ジャン監督。レイプリベンジスリラー『REVENGE』が話題となった女性監督コラリー・ファルジャ。
また、フランス人監督のみならず、『隣の家の少女』などの小説で知られる作家ジャック・ケッチャムや、『喰らう家』のテッド・ゲイガン監督、『REC』シリーズのパコ・プラサ監督も出演陣に名を連ねています。
『BEYOND BLOOD』が上映される『夏のホラー秘宝まつり』は8月スタート。
『夏のホラー秘宝まつり』
東京・名古屋・大阪で同時開催
http://horror-hiho.com/
東京:キネカ大森 8月23日(金)~9月5日(木)
名古屋:シネマスコーレ 8月24日(土)~
大阪:シアターセブン 8月24日(土)~
『BEYOND BLOOD』
監督・脚本・撮影・編集:小林真里 製作:小林真里、山口幸彦
<出演者>
アレクサンドル・アジャ(『ハイ・テンション』『ヒルズ・ハヴ・アイズ』監督)
アレクサンドル・バスティロ(『屋敷女』『リヴィッド』『レザーフェイス』監督)
ジュリアン・モーリー(『屋敷女』『リヴィッド』『レザーフェイス』監督)
パスカル・ロジェ(『マーターズ』『トールマン』『ゴーストランドの惨劇』監督)
ザヴィエ・ジャン(『フロンティア』『ヒットマン』『コールド・スキン』監督)
ベアトリス・ダル(『屋敷女』主演)
アリソン・パラディ(『屋敷女』主演)
クロエ・クールー(『リヴィッド』主演)
オリヴィエ・アフォンソ(『リヴィッド』『レザーフェイス』特殊メイク)
ジャック・ケッチャム(ホラー作家:「隣の家の少女」「オフシーズン」ほか)
マイケル・ギンゴールド(ファンゴリア誌の元編集長&ベテラン映画評論家)
ジョー・ベゴス(『人間まがい』『マインズ・アイ』監督)
テッド・ゲイガン(『喰らう家』『Mohawk』監督)
ジョシュ・ジョンソン(『VHS テープを巻き戻せ!』監督)
フォスト・ファズロ(フランスのホラー誌「MAD MOVIES」編集長)
コラリー・ファジャー(フランスの新鋭。『REVENGE リベンジ』監督)
パコ・プラサ(『REC』『エクリプス』監督)
山口幸彦(『ミートボール・マシン』『血を吸う粘土』プロデューサー)
伊東美和(映画ジャーナリスト)
コリン・ゲデス(プロデューサー / 元トロント国際映画祭名物プログラマー)
アレクサンドラ・ウェスト(フレンチホラー本「Films of the New French Extremity」著者)
ピーター・クプロウスキー(トロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス・現プログラマー)
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