男性の側が被害者となるセクシャルハラスメントは、1994年の映画『ディスクロージャー』で既に描かれていますが、「セクハラは女性が被害者」といった風潮が強いのが現実といえるのではないでしょうか。
ある『Twitter』ユーザーが飲み会で女性の元上司に無理やり抱きつかれてキスされたエピソードをツイート。さまざまな意見が飛び交っていました。
男だけど、酒の席で酔った元上司(女性)に抱きつかれてキスされたのが凄くイヤだったので、セクハラだから止めてほしい、とその場で周りに聞こえるよう訴えたら「ただの愛情表現でしょ」「綺麗な上司にキスされて良かったじゃん」「セクハラって言い方(上司が)傷つくでしょ謝って」と責められた話
—としぼう (@toshibou) 2018年4月20日
男だけど、酒の席で酔った元上司(女性)に抱きつかれてキスされたのが凄くイヤだったので、セクハラだから止めてほしい、とその場で周りに聞こえるよう訴えたら「ただの愛情表現でしょ」「綺麗な上司にキスされて良かったじゃん」「セクハラって言い方(上司が)傷つくでしょ謝って」と責められた話
これに対して、「代わってやりたかった」という反応があった一方で、「性別関係なく上下関係を逆手に取った行動はダメ」「セクハラ=女性被害者って構図から卒業する必要がある」という意見が目立ちました。
また、2014年に起きた橋本聖子参議院議員がフィギュアスケートの高橋大輔選手にキスをした事件を思い起こす人も。
橋本聖子のセクハラもスキンシップだの、宴会の席での戯れだので、お咎め無しの有耶無耶だったからなぁ。男性理事が女性選手にやったのなら、例え本人達が合意の上だったとしても、メディアにフルボッコだったろうに。 pic.twitter.com/QLfQoC2SO4
—ほげほげ (@hogehoge_maru) 2018年4月26日
橋本聖子のセクハラもスキンシップだの、宴会の席での戯れだので、お咎め無しの有耶無耶だったからなぁ。男性理事が女性選手にやったのなら、例え本人達が合意の上だったとしても、メディアにフルボッコだったろうに。
また、男女関係なく「容姿が影響している」と指摘するツイートもありました。
FF外から失礼致します。
周りがセクハラかどうか決める1番は相手の容姿って聞いたことあります。美人にセクハラされても「ラッキーじゃん」「いいなぁー」と言われ、ブスにされると助けてくれます。
イケメンがセクハラしても羨ましがられ、おっさんやブサイクがすると警察or退職沙汰にされます—テリー@新日暮里!! (@eisinsc27) 2018年4月22日
周りがセクハラかどうか決める1番は相手の容姿って聞いたことあります。美人にセクハラされても「ラッキーじゃん」「いいなぁー」と言われ、ブスにされると助けてくれます。
イケメンがセクハラしても羨ましがられ、おっさんやブサイクがすると警察or退職沙汰にされます
「海外ならセクハラ認定」「男女平等と程遠い」といった嘆きの声も多数見られた女性からの男性へのセクハラ問題。前述の『ディスクロージャー』では、女性上司から主人公の男性に迫っておきながら、自分がセクハラをされたと訴えられて戦うことになるというストーリーですが、現代日本において同じようなことが表に出にくい社会になっているのが「男性の生きづらさ」につながっているのではないでしょうか。
―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』