今回はShinobu UCHINOさんのブログ『Gwad-link』からご寄稿いただきました。
UCHINOさんも被災し、自宅や車、貴重品などは失ったそうですが、ご家族とご本人はご無事とのことです。
おそらく日本だとハリケーンのニュースはアメリカ中心に報道されていると思いますのでカリブ諸島の現状も知っていただきたいです。
(ハリケーンというのはアフリカ大陸の西、大西洋沖で生まれ、ちょうどカリブ諸島を通った後にアメリカ方面へ向かいます)IRMA (イルマ) は史上最強のハリケーンでした。現在ハリケーンはカテゴリー5が最高レベルでそれ以上の分類はないのですが、実際イルマはそれ以上の強さでした。
自宅や車、貴重品など、モノはすべて失いましたが、
今はとにかく家族が生き残れた事に胸を撫で下ろしています。
とのコメントをいただきました。
自宅が壊滅し、セントマーチン島を離れました(Gwad-link)
最終的にハリケーンIRMA (イルマ) は史上最強の勢力に発達し、セントマーチン島を直撃しました。
私は自宅で首まで水に浸かり、あとほんの少しで命を落とすところでした。
自宅はこの有様です。
(この写真はセントマーチン島内に残っている方から送ってもらったもの。スマートフォンも何もかもほとんど流されてしまったので自分で写真は撮れませんでした…)
私はこのトイレタンクの上に乗り、天井に両手をつけバランスを取り息を確保したので生き残る事ができました。(肩には猫を乗せていた)
トイレタンクの上に乗っても最大で胸くらいまで水が増し、さらに瓦礫が押し寄せて来る。押し潰されないように体の力を抜き波のタイミングに合わせ足で瓦礫を軽く押し戻す。
それをずっと繰り返しました。
愛車のDusterは家から50mほど先で見つかりました。新車で買い、まだ3年半だったけれど…
… とにかく命が助かって良かったです。私達家族は全員無事です。これに勝るものはありません。
こういった訳なので、今はグアドループに避難しています。今後セントマーチン島に戻るかは未定です。
現在セントマーチン島は半壊状態で観光のできる状態ではありません。島内情報もだいぶ変わってしまうでしょう。
もう少し落ち着きましたら、また何かお伝えできると思います。
早くその時が来る事を願って…
執筆: この記事はShinobu UCHINOさんのブログ『Gwad-link』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2017年09月21日時点のものです。
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