9月6日(水)放送の日本テレビ系情報番組『スッキリ!!』では、「大学生の間で流行っている言葉」として、以前からネット上で親しまれてきた語尾につける「ンゴ」について特集。
番組では東京・渋谷で大学生にインタビューを実施し、「出てくるんだよね、勝手に」「無意識に言っちゃう」「気分がいい時に使います」「そのダサさが好き」などと、男女問わず普段の生活で利用されていることを紹介しました。
「~ンゴ」の発祥にも言及
番組では「~ンゴ」の由来についても解説。プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していた助っ人外国人ドミンゴ・グスマン元投手が、9回裏2点リードから登板して1アウトもとれないまま逆転負けをした2008年当時の試合を紹介。ネット上では投手が炎上した時に使用されるワードとして名前の後ろに「ンゴ」をつける風習が定着し、以降、野球に限らず様々な用途で使われ始めたことを説明しました。
元々は「痛恨のミス」「やらかした」などのニュアンスを含む「~ンゴ」ですが、最近の大学生の間では、“少しダサいけどテンションが上がる時に使う言葉”として流行しているそうです。オシャレな写真が集まる『インスタグラム』でも、「久しぶりにちゃんとお出かけしたンゴ!!!」「夏、最高のスタートダッシュンゴ」といった具合に活用されている事例が紹介されました。
“なんJ民”は冷ややかな反応
番組では言及されませんでしたが、「~ンゴ」が誕生したのは、『2ちゃんねる』内の野球に関心を持つ人々が集まる雑談板『なんでも実況J』(通称:『なんJ』)。
番組放送中からさっそくこの話題に関するスレッドが立ち、「世も末」「ネットのノリをリアルでやるとか終わってるわ」「しかし画面で客観的に見せられるとすげー恥ずかしいな」「なおなんj民はリアルでは絶対ンゴを使わない模様」などと、リアルのノリに距離を置いた反応を見せた人が多い模様です。
一方で、「ちゃんと由来も解説してて好感持てる」「ンゴの由来をちゃんと解説してたところで草を抑えきれなかった」と、番組での取り扱い方には好意的な反応も見られました。
※画像は日本テレビ公式サイトより引用
http://www.ntv.co.jp/sukkiri/
―― 面白い未来、探求メディア 『ガジェット通信(GetNews)』