都市部の2列のエスカレーターの場合、片側を歩く人のために空けておくことが実質的にルールになっています。しかし、本来は歩く行為が危ない行為だと、大阪の標識・工事用品・保安用品の製造をしている石井マーク(@ishiimark_sign)が警鐘を鳴らしています。
昨年の「エスカレータは歩くな」のお話が昨日から伸びている様ですから、またぞろご批判を賜る前に同じ話を繰り返しましょう。
①歩く事を前提に設計していない
②業界団体・施設が禁止事項としている
この2点こそが「設備を使用する条件」として重要なのであり「歩く理由」なんざ別次元の話でさ。 pic.twitter.com/DScvELGi5c—株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年8月19日
昨年の「エスカレータは歩くな」のお話が昨日から伸びている様ですから、またぞろご批判を賜る前に同じ話を繰り返しましょう。
①歩く事を前提に設計していない
②業界団体・施設が禁止事項としている
この2点こそが「設備を使用する条件」として重要なのであり「歩く理由」なんざ別次元の話でさ。
本来は「“階段を自力で登らずに昇降できる装置”を設置しているが、現実にはそこを歩く人が多い。それは接触によって他人を巻き込む転倒・転落事故の原因となるからおよしなさい」というストレイトな話です。
業務用であれ公共の移動手段であれ、あらゆる機械設備にはそれが必須の事項でもあります。—株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年8月19日
本来は「“階段を自力で登らずに昇降できる装置”を設置しているが、現実にはそこを歩く人が多い。それは接触によって他人を巻き込む転倒・転落事故の原因となるからおよしなさい」というストレイトな話です。
業務用であれ公共の移動手段であれ、あらゆる機械設備にはそれが必須の事項でもあります。
一般社団法人日本エレベーター協会によると、「エスカレーターの安全基準は、ステップ上に立ち止まって利用することを前提にしています」としており、「移動手すりに必ずつかまって下さい」とあり、さらに歩行については「歩いたり走ったりすると身体のバランスを崩します」として大きな事故を引き起こす可能性を指摘。また「ケガなどで、片方の移動手すりにしか、つかまることのできない方もいます」として片側を空ける慣習になっているのは危険だとしています。
このような「歩くことを前提にしていない」「業界団体が禁止している」という主張に対しては、『Twitter』で「歩く人のためにわざわざ片側あけるのはやめたい」という反応があった一方で、「“歩くな”よりも“両側に立つ”を浸透させる必要があるのでは」といった意見も。また、「ラッシュ時にエスカレーターを歩かなければホームに人が溢れる駅がたくさんある」「ラッシュ時に片側に立とうという勇気が出ない」といった声もありました。
エスカレーターの安全だけでは解決には至らないと思われるこの問題。多くの人がエスカレーターで「歩かなければいけない」という心理になっていることを払拭するための仕組みやデザインが必要だといえるのではないでしょうか。
エスカレーターのご利用について(一般社団法人 日本エレベーター協会)
http://www.n-elekyo.or.jp/instructions/escalator.html [リンク]
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