女優の浜辺美波(21)が出演する連続ドラマ『ドクターホワイト』(フジテレビ系)の最終話である第10話が3月21日に放送され、平均視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。最終回のとんでもない展開に、視聴者から「モヤモヤする」「今までの医療シーン、なんだったんだ……」と戸惑いの声が上がっている。
同ドラマは、豊富な医療知識を持った正体不明の女性・雪村白夜(浜辺)が、現役医師の診断を「それ、誤診です」と正していく医療ドラマ、だと思われていたのだが……。
これまでに、海江田の娘・沢木朝絵(浜辺/1人2役)が白夜と同じ希少血液“Rh null”の持ち主であることを突き止め、白夜を狙っているのが海江田国男(石橋凌・65)だと確信した医療ジャーナリストの狩岡将貴(柄本佑・35)。
最終話で、難病の娘・朝絵を救うために白夜をドナーとして監禁して育てていたのではないかと疑っていた将貴だったが、白夜は海江田を「お父さん」と呼び、朝絵のクローンだったことが判明。
さらに将貴は、妹である狩岡晴汝(岡崎紗絵・26)を襲ったり、施設職員を装って白夜を連れ戻しに来たりしていたのも海江田の差し金だと思っていたが、実は海江田が言うところの「クローンを作る組織」の仕業だったということも判明した。
そして、なんやかんやあって白夜と海江田は和解。横領犯に仕立てあげ指名手配犯だった高森勇気(毎熊克哉・34)も海江田が世間に一言発表するだけで解放され、あれほど執着していた白夜にいたっては、海江田が組織との契約を解除して白夜を引き取り、あっさり狩岡に引き渡すという何とも味気ない展開で幕を閉じた。
この展開に、視聴者からは「クローンとか斜め上を行くSF展開だよな…」「クローンを創り出す謎組織も解明しないと終わりとは言えないわな」「謎の組織ってコナンじゃないんだから」と、消化不良の声が集まっている。
「白夜がクローンというだけでも視聴者は『えっ?』と絶句ものだったのですが、最終回ではクローンを作った“謎の組織”も解明されないというあっけない幕引きにあ然とした視聴者も多かったようです。さらに、医療ジャーナリストの将貴ではなく、今後は医師の高森が謎の組織を追うという展開にも『逆では?』というツッコみも。ただ、同作は原作がまだ続いていますし、続編を考えたうえでのあの結末だったのかもしれません」(芸能ライター)
視聴者が気になっていた謎の組織について言及されないまま終わってしまったが、果たして続編はあるのだろうか。