天海祐希(54)が主演を務める連続ドラマ『緊急取調室 シーズン4』(テレビ朝日系)の最終回となる第9話が9月16日に放送され、平均視聴率13.8%を記録。しかし、あっけない幕引きに「最後、駆け足すぎない?」「展開が急すぎる」と不満の声が集まっている。
同ドラマは、真壁有希子(天海)が所属する「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)が、可視化設備の整った特別取調室で犯人と一進一退の心理戦を繰り広げる姿を描いたドラマ。
単独で国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平・40)を訪問し、宮越の秘書である須田(尾上寛之・36)を切りつけたとして緊急逮捕された菱本進(でんでん・71)。宮越は、初回で登場し真相が明らかにならないまま公判中に急死したハイジャック犯・大國塔子(桃井かおり・70)の事件に関わっていると見られていたが、そこに大國の国選弁護人・羽屋田空見子(大塚寧々・53)が現れ、菱本を救う手伝いをしたいと申し出る。
第9話では、羽屋田にも何か裏があるとにらむも羽屋田の協力を仰ぎ宮越を捜査。その中で、羽屋田が宮越とつながっているとわかり、調べていくうちに羽屋田が宮越に復讐しようとしていることが判明。羽屋田の供述から菱本の無罪が証明され無事に釈放された。一方、大國の急死も羽屋田が宮越を貶めるためにあえて病気を隠していたということも分かった。
「その後は、宮越もあっさりと国土交通大臣を辞任。しかし、初回から引き延ばしていた事件が再び深堀されるわけでもなく、大國の死に関わっていたのも宮越ではなく羽屋田というどうにも腑に落ちない展開に視聴者からは『物足りない。せめて15分拡大してじっくりやってほしかった』『最後なのに取調室使わないまま終わるなんて』『大きな事件だったのに最後あっさり終わりすぎ』と拍子抜けした人も多かったようです」(芸能ライター)
最終回を迎え、予告されていた通り“解散”してしまったキントリチーム。最終回では、他部署に異動になったモツさんこと監物大二郎(鈴木浩介・46)が登場したり、梶山勝利管理官(田中哲司・55)が真壁にウインクしたりと、多少なりとも話題になるシーンはあったが「あっけない幕引き」に不完全燃焼だった視聴者は多かったようだ。