4月21日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、芸人へのある仕打ちに視聴者が騒然とする場面があった。
この日放送されたのは、「たとえ閉じ込められていても『今日のラッキーアイテム』さえ手に入れば、そのラッキーで脱出できる説」の完結編。お笑いコンビ・パタパタママの木下貴信(43)と下畑博史(48)の2人が、スタッフによって長野県の“ポツンと一軒家”に連れて行かれ、占いで出た『今日のラッキーアイテム』を使って天井からぶら下がるカギと、走り回るネズミに付けられたカギをゲットし、二重ロックを解除して東京に戻れるかという企画になっていた。
検証は実に11日間にもおよび、9日目で大木をゲットした2人は、その前に手に入れていたテーブルと組み合わせ、天井からぶら下がる鍵をゲット。ネズミに付けられた鍵も手に入れたが、いざ扉を開けると、眼前に広がっていたのは一面の雪景色というまさかの展開に。軽装で、靴も1人分しかなく、このままの状態では脱出できないと悟った木下は泣きながら絶望。「こんなにやられんとテレビにでられんのや……」と愕然とするというドラマチックな場面もあり、スタジオを大いに盛り上げていた。
その後も粘り、なんとかスポーツウェアとスリッパ、靴下をゲットした2人は、11日目にしてようやく家から脱出することに成功。それ以前に手に入れていた移動販売車が雪を避けた300メートル先の道路に停められていたため、そこまで歩いていくことになった。
しかし、スリッパに靴下という出で立ちの木下は予想以上の雪に「足がヤバい!」と絶叫。また、途中で雪に足が埋まってしまい「足が痛い」と訴えながら歩けなくなってしまう場面もあった。木下は「ちょっと耐えられないわ」と呟き、そのまま15分ほど休憩。結局2人は凍えながら300メートルの距離を2時間掛けて歩いていたことが明らかになった。
「その後、2人は無事帰京。スタジオに登場しましたが、彼らによると、脱出後も遠くで監視しているはずのスタッフに何を聞いても答えてもらえなかったのことでした。しかし、雪の中を軽装で2時間は明らかに凍傷のおそれがある危険行為。視聴者からは『危なすぎる……』『やらせでもいいからせめて最低限の装備は用意してほしかった』『体張るのレベル越えてパワハラ』という指摘が集まってしまいました」(芸能ライター)
完全に安全が確認されていない企画に、不安感を覚えた視聴者もいたようだ。