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『水曜日のダウンタウン』イタコへの催眠術企画が物議「失礼すぎる」「不謹慎」


 2月17日の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で放送されたある説が物議を醸している。

 問題となっているのは、「イタコが降ろした故人にも催眠術かけられる説」。これにはMCのダウンタウン・松本人志(57)も「カツ丼にカレーかけてあげるなや」とツッコんでいたが、青森県のイタコ歴22年の三上美子さん(61)と、催眠術師の十文字幻斎によって実験が行われた。

 事前のインタビューでは、イタコが「おそらく仏様はかからない」といい、催眠術師が「思いっきりかけたら解けなくなるかも」と言うほど自信満々。そんな中行われた実験では、イタコにマイケル・ジャクソン(享年50)の霊を降ろし、催眠術師がマイケルに催眠術をかけることになった。

 しかし、現世に降ろされたマイケルは死んでもなお人の目に晒されたことに怯え切っており、催眠術師がリラックスする催眠をかけても「……苦しい」とつぶやき、かからず。次第に「苦しいよぉ……」と号泣し始めてしまい、なぜか催眠術師ももらい泣きするというカオスな展開に。

 とはいえ、スタッフの説得後、第2ラウンドが始まり、今度は催眠術師の赤い髪を見ると楽しくて笑いだすという催眠術をかけ、成功。また、後日、マイケルが自身をアントニオ猪木(77)だと思い込むという催眠術をかけたものの、それはかからず。その状態で催眠状態を解いても、イタコ本人ではなく、そのままマイケルに戻る結果も判明していた。

 この実験に松本は「2人で相当ラインのやり取りをしていた」などと指摘していたが、ネットからは「めちゃくちゃ笑った」「マイケルの霊が日本語喋ってるの面白すぎる」という面白がる声や、一方では「イタコに失礼すぎる」「不謹慎すぎるな」「イタコは文化だし、それを揶揄するのはどうかと思う」という苦言も聞かれていた。

「故人の霊をおろすことで、胡散臭い目で見る人も多いものの、イタコは修行を積んだ巫女。誰にでもなれるわけでもなく、修行も必要な立派な職業のため、番組が面白おかしくイジるというところに疑問を覚えた人が多くいたようです。とはいえ、画期的な実験だったのも確か。マイケルの霊に必死に催眠術をかけようとする術師というシュールな光景を多くの視聴者が楽しんでいました」(芸能ライター)

 超えてはいけないラインギリギリの説だったのかもしれない。

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