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『チコちゃんに叱られる!』あの番組のパロディ演出が物議「誰が分かるの?」


 2月5日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)でのある演出が話題になっている。

 この日、疑問のひとつとして取り上げられたのは、「火星人はなぜタコ?」。火星人を想像するとき、多くの人が想像するタコの形。実際に番組が該当で行った調査でも、多くの人がパネルにタコの絵を書いていた。

 この疑問についてのチコちゃんの回答は「ウッカリしてウッカリしてドッキリしたから」。詳しく解説してくれたのは、慶應義塾大学文学部の巽孝之教授(65)で、NHKの中山果奈(30)アナウンサーとともに、うっすらブルーの背景のスタジオで中央にホワイトボードを置いて解説していった。

 巽教授によると、1877年にイタリアの天文学者・スキアパレッリが火星の表面に細い模様があるのを発見し、それをイタリア語で「溝」を意味する「Canali」と名付けて論文を発表したとのこと。それをフランス語に翻訳した天文学者のフラマリオンが、「溝」と「運河」が似ていると思い、「Canali」を「人工的に作られた運河」を意味する「Canal」と誤訳してしまったという。

 その後、アメリカ人の天文学者パーシヴァル・ローウェルが溝を運河だと信じ、私財をなげうって天文台を作り、20年間、溝を運河だと思って観測を続けたとのこと。そのうち、「これほど複雑な運河を作れるとは、火星にはきっと高度な知的生命体がいるに違いない」と思い、大きな頭を持つ火星人を想像。そこからタコ型宇宙人の発想に繋がっていったという。

 しかし、この一幕に視聴者からは、「分かる人には分かるパロディで笑った」「いや、これ誰がパロディだって分かるの?」「スタジオの誰にもパロディだって伝わってないじゃん」と内容よりも解説のスタジオの様子へのツッコミが集まっていた。

「実はこれ、NHK Eテレで不定期放送されている『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』のパロディ。タイトルの通り、俳優の山田孝之(37)が独自の解釈で植物の生存戦略について語る番組となっており、これまでに4回放送されていますが、超人気番組というわけではなく、知る人ぞ知るといった番組になっています。今回、『チコちゃん』ではパロディであることが説明されず、さらにスタジオ出演者も誰も言及しなかったため、自然と“分かる人には分かる”パロディとなり、より反響を集めたようです」(芸能ライター)

『植物に学ぶ生存戦略』ファンにとっては突然のサプライズとなっていたようだ。

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