11月にあるメーカーが、公式SNSに家族とのなにげないやり取りを投稿した際、配偶者を「嫁」と記載したことで、呼び方を巡りちょっとした炎上騒ぎを起こしていた。そこで『スッキリ』(日本テレビ系)が、既婚者女性を対象に、夫が他人と話すとき“嫁”と呼ぶことにつういて調査したところ、「気になる」が25人、「気にならない」が75人という結果になった。
また、20代~80代の既婚女性100人に「夫からの呼ばれ方」を調査すると、「嫁」が7人と少なく、最も多い呼び方は「奥さん・妻」の11人となった。一方で「夫からどう呼ばれたか?」という質問では、「なんでもよい(こだわりはない・特にない)」との答えが一番多く、今回の調査では呼ばれ方を気にしない人が多いことが判明した。
「この結果に加藤浩次(51)は『調べるとこういう風になっちゃうよね。ちょっとした炎上ってなんなんだよ?って話ですよね』と、メーカーを謝罪にまで追い込んだ炎上騒動を疑問視。『少数意見を絶対軽く見るわけではないし、そこから学ぶこともいっぱいあるんだけど』と前置きしつつ、『そこを気にしすぎて会社の方が嫁って書いて、謝罪しないといけない状況なのか?ってことだよね。嫁と書いて謝罪しないといけない状況が僕は異質だと思う』と意見していました」(芸能ライター)
番組レギュラーでお笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜(37)は夫が誰に対して話しているかでも言い方は変わるとし、「くだけた間柄だったら『うちの嫁』でも愛情を感じるけど、目上の人だったら『妻』って言わなきゃいけないと思うし。そこを対応できる夫なのかどうかっていうとこもある」とコメント。また、夫が配偶者を呼ぶ場合、「嫁」「妻」「奥さん」「家内」「女房」などのさまざまな呼び方があり、番組ではその語源についても解説。語源をたどれば正式な場では「妻」がふさわしいとのことだったが、スタジオでは「夫婦間の関係性」が大事だという話に。
加藤は、夫婦関係でお互いが呼び方に納得しているのであればブログやSNSに書くこともOKであり「そこに口を出す権利ってのは回りにないと思うんだけどね」と持論を展開。ただ、最後は世間の批判を恐れて「『そういうことを言うから“妻”って言ってくれる男性が増えないのよ!』って、僕はこれでバッシングされる可能性が高いなって、今喋っていて思っている次第です」と恐縮。「語源を知っていて、自分の関係性で言葉を選ぶっていうのが一番美しいかなと思います」とまとめていた。