国際政治学者の三浦瑠麗氏(38)が、日産自動車のカルロス・ゴーン氏(58)の逮捕に言及した。
5年間で日産から支払われた報酬を約50億円少なく申告していたとして逮捕されたゴーン氏。三浦氏は22日に自身のツイッターを更新し、この問題について「下克上も裏切りも別にいい。ただ第一報を聞いて予想したような黒いものが出てこない。過剰報酬だというならば上限の議論をすればいい。普通、幹部経営者との契約時にはベネフィットや優先株購入権を総合的に列挙して契約するもの。そうしたことを犯罪のように扱うのは法治国家とは言えない」とこの問題の不自然さについて触れていた。
日産の件。下克上も裏切りも別にいい。ただ第一報を聞いて予想したような黒いものが出てこない。過剰報酬だというならば上限の議論をすればいい。普通、幹部経営者との契約時にはベネフィットや優先株購入権を総合的に列挙して契約するもの。そうしたことを犯罪のように扱うのは法治国家とは言えない。
—三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 2018年11月22日
さらに三浦氏は「韓国の報道では後進性を云々するメディアが、いざゴーン氏の件になると同じような制裁を加えようとするのを見ると暗澹たる気分になる」と厳しく指摘。「もはや、日本には経営者は怖くて近づけないだろうと思うのだけど」とし、「日本の価値が下がれば巨額報酬どころの騒ぎではないと思う」と今後の日本経済への懸念をつづっていた。
この投稿に三浦氏のツイッターには「不正で巨額の所得を得るような経営者は日本に近づかないで結構です」「今まで、ゴーンを制止できなかった日産のガバナンスのほうが問題かもしれませんね」「結局、過剰報酬の件だけ立件されて、私的流用などの真っ黒な部分は見逃されそうですね」といった賛否の声が集まっていた。