4月発売の「女性セブン」(小学館)は、歌舞伎俳優・片岡愛之助が歌舞伎界の面々から冷たい視線を集めていると報じた。ドラマ『半沢直樹』(TBS)への出演をきっかけに、2013年にはオリコンの「ブレイク俳優ランキング」で3位にランクインした片岡。「ラブリン」の愛称で親しまれ、歌舞伎界では珍しく養子として梨園に踏み込んだ苦労人であることから、その好感度も高かった。
「そもそも、梨園の出身ではなく養子である片岡が『愛之助』の名を継いだことを、よく思っていない歌舞伎界の重鎮も少なくなかったんです。そんななか、『半沢直樹』でのブレイクによって、舞台よりもテレビの仕事に忙しくしている彼の姿がさらなる反感を買ってしまった。その上、周囲の反対を押し切って藤原紀香と結婚したことで、一気に味方が減ってしまったようです」(テレビ局関係者)
同関係者によれば、かねてからマスコミに報じられていたとおり、藤原紀香の傍若無人な振る舞いが梨園内で相変わらず問題視されているのだという。
「梨園の妻になったからといって、彼女の女優然とした態度は変わらなかったんです。公演に現れても悪目立ちする彼女の存在は、もはや片岡の評判を下げる要因になってしまった。映画やドラマのために本業をおろそかにしている彼の存在をよく思っていなかった人たちからすれば、藤原の出現によって“攻撃のネタ”ができたんですよ。結果、片岡を排除しようとする動きが活発化しつつあるというわけです」(同)
万が一梨園から排除されるとなれば、片岡は今後、テレビや映画で活躍の場を広げていくことになるのだろうか。別のテレビ局関係者が続ける。
「最近のドラマ界では、元劇団四季の石丸幹二の評価が高いんです。片岡と石丸は、見た目の雰囲気や年代がかぶるので、起用するほうとしてはどちらかを選択することになります。でも、石丸のほうが演技はうまいですし、使い勝手もいい。実際のところ、テレビ界や映画界からも、それほど必要とはされていないんじゃないでしょうか」
一方で、そんな片岡を心配する声も聞こえてくる。
「藤原の風水への心酔っぷりに、以前にも増して拍車がかかっているみたいなんです。陣内智則と結婚している頃もそうでしたが、すべてを風水で決められるので、大変みたいですよ。そうしたことが影響して、陣内のときと同様に、愛之助の心が藤原から離れてしまわなければいいんですが……」(同)
愛之助が取り返しのつかない状況に陥らないよう、祈りたい。
(文=編集部)