こんにちは。

キングソフト株式会社の吉田と申します。

私は、この事業部でディレクターという肩書で事業責任者をしております。今日は、我々が取り扱う【Lanky】を取り巻く全体的な”ロボット事情”について自分なりにまとめてみました。

また、最後にはあくまで主観的ではありますが、私なりの意見を書きたいと思います。どうぞ最後まで読んでいただき、コメントなど頂戴できれば我々の励みになりますのでよろしくお願いいたします。

目次
■現状のロボット事情
■ロボットとコロナ
■我々が目指すべき未来
■最後に
 

■現状のロボット事情
まず、ロボットは大きく二つの分野に部類分けができます。

製造分野で活躍する【産業用ロボット】と非製造分野(サービス関連・モビリティなど)で活躍する【サービスロボット】です。

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※三木プーリ(伝動・制御機器メーカー)さんのHPより引用

産業用ロボットはだいぶ普及が進んでいます。

国際ロボット連盟が2019年9月、ロボットの世界統計として「World Robotics2019」を発表していて、2018 年の世界の産業用ロボット設置台数は、対前年比 6%増の 422,271 台と 6 年連続の増加となっています。この背景には、2010年以降ロボットの継続的な技術革新と自動化への持続的な投資によるものが大きく影響しています。実際、大幅に増加し、2013年から 2018年にかけてのロボット設置台数は年平均 19%の伸びとなっています。

そして、今後は非製造分野に属する〈サービスロボット〉の普及が急速に進むと予測されています。

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上の図はNEDOが2010年に公表した「ロボットの将来市場予測」を元に野村総合研究所が作成し、公表した予測図になります。

ここには昨年から続く『コロナ禍』は加味されていたものではありませんので、実数値と現在は大きな差があるとは思われますが、いずれにしろ大きな市場拡大が待ち構えているのは間違いなさそうです。

実際、昨年も様々な施設で実証的にサービスロボットが活用された事例が多く散見されます。

例えば当社の【Lanky】の場合、2020年8月から埼玉県熊谷市にある駅直結型のショッピングモール である〈ニットーモール〉でコンシェルジュの省人化を目指して、インフォメーション業務から誘導案内まで幅広く実務を実施してまいりました。

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〈ニットーモール〉では、3台のLankyを設置し、施設全店舗の案内や、同一フロアにおける店舗・公共スポットなどへの誘導案内、加えてLankyを利用した施設全体での販促キャンペーンの開催によって、テナント様のアップセルや施設での滞在時間の向上などに貢献しました。

商業施設だけではなく、神奈川県が主催する「さがみロボット産業特区」に【Lanky】が採択され、 実証実験先として、辻堂海浜公園内の交通展示館で稼働しました。 展示物や各種施設情報のご紹介、交通機関や周辺情報のご案内など、 ガイド係としての役割を担いました。

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実証利用の結果として、もちろん改善すべき機能や懸念点も出てきましたが、概ね利用者の方や施設の方々からは良好な反応を頂けたと記憶しています。

もちろん【Lanky】以外にも様々なロボットが国内各所において稼働運用の機会が広がっています。
このような時代の流れの中で商業施設などでは、省人化を図るデバイスとして利活用が進むと同時に、2020年から急激に需要が高まったのが、『非接触型サービス』です。

■ロボットとコロナ
当初、『省人化』というキーワードから、私たちは人材不足に悩む介護業界に目を向け、ロボット導入に対しての感度をヒアリングしていました。

その結果、世界、そして日本で新型コロナウィルスが猛威を振るう以前は、”ホスピタリティ面での不安”をご意見として多く頂戴いたしました。特に『介護施設の本当の顧客は誰か?』という課題を頂いたのが印象に残っています。

介護施設運営事業者は入所者だけでなく、入所される方のご家族も顧客としてご認識されており、ご面会などの際に”入所されている自身のご家族の対応をロボットが行う”という事がイメージとしてネガティブに働いてしまうのではないかという懸念があったのです。

確かに、”心”のあるヒトが行う対応と、そうではないロボットでの対応に〈ホスピタリティ〉の欠落を危惧するのは当然の反応だと、当時の私は思っていました。

それが、コロナ禍で180度変わりました。
いや、変わらざるを得なかったのです。

”非対面型”のサービスが推奨されるべきホスピタリティに変わったのです。

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"病院内で物資を運ぶロボット"、"飲食店で配膳を行うロボット"、"商業施設で接客を行うロボット"など、最近ニュースなどでよく目にするこれらのロボットもwithコロナの時代になり、ロボットの在り方が変化したことで、導入が進んだと言えるでしょう。

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こうした変化の激しい時代の中で、私たちも「”イマ”何が必要とされるのか?」この思いのもと、様々なケースを想定して利活用の方法を考察していきました。

結果として、企業受付や商業施設のインフォメーションの無人化、アミューズメント施設の一次応対など、様々な業種で【Lanky】の利活用が進み、多くの企業様とお話をする機会へとつながりました。

また、こうした考察を続けていく中で、「目の前の導入」ではなく、ロボット活用で「どのような未来を創っていけるのか」を考えるようになってきました。

■我々が目指すべき未来
より実務的に、より現実的に、当社のロボットを活用して頂ける機能開発を行う上で、どのような未来を目指すのか。

このようなテーマで目指すべき未来を策定するのに忘れてはならないキーワードがあります。

SDGs”と”Society 5.0”です。

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例えば、

・自律走行が可能なLankyで買い物弱者になってしまうような方の代わりに買い物を行う。
・Lankyを通して膨大な情報にアクセスし、適時必要な情報を人が取得できる。
・Lankyが様々なシステムと連携し、Lanky一台で多くの機器にアクセスし操作できる。
上記のような機能開発によって”次世代の社会を創造する”事が可能ではないかと考えました。

その先に見えるのは『Society5.0』の実現です。

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『SDGs』とか『DX』とか『Society5.0』とか横文字が多くなってしましましたが、、

目指すべき未来を私はこう定めました。

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要するに、「もっと身近な存在になり、生活に浸透していて、生活の一部として普通に活動できるロボットを創っていく事」が私の目標という事です。

より多くの機器やシステムと連携した機能開発を行っていくことで、より便利で、より実務的なロボットの利活用が進み、私たちの生活に新たな価値を生み出していく。このように一歩一歩積み上げていくことこそが、人とロボットが共生する社会へと繋がっていくと、私は信じています。

なかなか壮大になってしましたが、こうした未来を実現するためチーム全体でこの事業を推進できればと思っています。

■最後に
しかしながら、私たちだけではこのような目標を達成するのは困難であることも理解しています。

いろんな意見や提案を広く頂戴したい!

できるだけ多くのご意見や提案を欲しています。"ロボットでこんなことができないの?"や、"こんなことができたらいいのにな"などのご意見があれば、ぜひコメントとして色々いただければ有り難いです!

何卒今後とも私たちをよろしくお願い申し上げます。

最後までお読みいただき誠に有り難うございました。

 

情報提供元 : dx
記事名:「 【部長のつぶやき】ロボットの現状と目指すべき未来について