糖質を摂りすぎるとどうなる?
ダイエットというと、カロリー制限(食事制限)を思い浮かべる方も多いはず。カロリー制限はダイエットに有用な手段ではありますが、「カロリーを減らすこと」ばかり考えると栄養バランスが悪くなりがち。
筋力が落ちて基礎代謝が低下したり、栄養不足から体の不調出たりするケースがあります。また、食べられないストレスから、かえって過食につながることも…。
実は、ダイエットで意識すべきは糖質です。糖質は、ダイエットや健康と深い関わりがあります。
糖質を摂取すると血糖値が上昇。このとき、インスリンが分泌されて、糖は細胞に取り込まれてエネルギーとして使われます。この結果、血糖値が下がるのです。
しかし、糖質を摂りすぎると…、
- 血糖値が急上昇 ⇒ 大量のインスリンが分泌して血糖値を戻す=血糖値が乱高下する(血糖値スパイク)→ 健康に悪影響。イライラしやすくなるなどメンタル面にも影響あり
- インスリンは糖質を脂肪に変える役割がある。大量に分泌されたインスリンが、細胞でエネルギーとして使われなかった糖を脂肪に変える ⇒ 体脂肪が蓄積する
- 糖質が増えるとインスリンの作用が低下して、血中に糖質が大量にある状態に ⇒ 糖尿病のリスクUP
- インスリンの分泌にはカルシウムが必要。糖質の摂取が増えれば、その分、カルシウムが消費される ⇒ 骨粗鬆症のリスクUP
キレイに健康的にダイエットしたいと考えているなら、糖質オフをベースに取り組むのがおすすめです。
こんな栄養を口にしよう
英語のdietの意味は、日常的な食事を指します。だからこそ、ダイエットとは体重を落とすこと・細くなることだけに捕らわれるのはNG。バランスの良い食事で、美しく引き締まった体を目指すことが、本当の意味でのダイエットと言えるのではないでしょうか。
糖質オフの食事法も、あくまでダイエットをサポートするツールの1つ。糖質オフをすれば何を食べても良いではなく、糖質オフをしながら何を食べるかが大切です。
糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランスよく摂取しましょう。糖質オフダイエットをしていても、適切な量なら糖質を恐れる必要はありません。糖質は5大栄養素の1つで、脳や体が働くためのエネルギーとして必要ですよ。
糖質
良質な糖質を意識する。精製されていない自然に近い状態の糖を選ぶ(黒糖、てんさい糖、ココナッツシュガーなど)
脂質
青魚に含まれるオメガ3脂肪酸、オメガ3系オイル(えごま油、アマニ油)、中鎖脂肪酸(MCTオイル)など良質な脂質を選ぶ
タンパク質
肉、魚、卵、大豆製品を偏りなく口にする。筋肉の材料になるので、1日50g以上は摂取すると○
ミネラル・ビタミン
体のバランスを調整する働きがある。通常の食事からは不足しがちな栄養素もあるので、サプリメントを活用してもOK
ゆるーい糖質オフがダイエット成功のカギ
糖質オフといっても、1日の糖質摂取量を0に近づけるストイックな糖質制限はハードルが高いですよね。ダイエットは楽しく、かつ一生続けられる方法を選ぶのが成功のカギです。
そこでおすすめなのがロカボの考え方。ゆるーい糖質制限で、おいしく楽しく適正な量の糖質を摂取します。ロカボのルールは、以下の通りです。
- 1食あたりの糖質は20~40g以内(20以下は×)
- 糖質量10gまでならおやつを食べても良い
- カロリー制限はしなくてOK。ただし、良質な食事を口にする
- 糖質量を守ればお腹いっぱい食べて良い
ごはんの糖質量は茶碗1/2ならおよそ29g、食パン6枚切り1枚の糖質量はおよそ26gです。1食40gの糖質がOKなので、この他にサラダやお肉などのメインのおかず、スープも食べられますよ。
おやつが食べたいときはどうする?
ダイエット中であっても、おやつが食べたくなることってありますよね。ゆるーい糖質オフのロカボならおやつも食べられます。ただし、何を食べるかがとても重要です。
低糖質おやつを食べる
ロカボでは糖質10gまでならおやつを食べてもOKですが、糖質10gってどれくらい?と思う方も多いはず。市販のおやつを食べるなら、栄養成分表示をチェックしてみましょう。
糖質+食物繊維=炭水化物ですので、栄養成分表示の炭水化物の数値でおおよその糖質がわかります。商品によっては、糖質と食物繊維の数値が表示されているケースもありますよ。
近年、コンビニやスーパーで「糖質○○オフ」「低糖質」などと銘打った商品の種類が増えましたよね。クッキー、ミニケーキ、ウエハース、アーモンドチョコ、おせんべい、チップス系などバリエーション豊かですので、お気に入りの低糖質おやつを見つけておくと良いですね。
サラヤ「ラカントS」を活用する
自分で好きなスイーツやお菓子を作りたいという方は、砂糖のかわりにサラヤの「ラカントS」を使えば簡単に糖質オフできます。ラカントはウリ科の果実ラカンカのエキスとエリスリトールから作られた植物由来の甘味料で、砂糖と同じ甘さだから使い勝手が良いですよ。
栄養成分表示には糖質が表示されていますが、ラカントの糖質は摂取しても体に吸収されずに体外に排出されるのだそう。「ロカボ糖質0g」の表示もあるので、ゆるーい糖質オフにぴったりです。
ラカントは130g/581円(税込)で、お料理にも使う方は800g以上がコスパ○。
生クリームでスイーツ気分を満喫
ダイエット中でも、クリームがたっぷりのケーキやクレープが食べたいときってありませんか?実は、生クリームは糖質オフのおやつにぴったりなんです。
生クリームは高カロリーな食材ですが、100gあたりの糖質はおよそ3gと、とっても低糖質。カロリーが高く脂質も多い分、腹持ちが良いのも魅力です。
もちろん、食べる量には注意が必要ですが、適量ならば口にしてOK。ただし、生クリームを泡立てるとき砂糖を入れるのは×。もし、入れるならラカントにしましょう。
ブラックコーヒーや無糖のココアに少量のせて楽しむのも良いですし、ラカントを使ったコーヒーゼリーと一緒に食べるのもおすすめです。
月に1度のご褒美に、ラカントで作ったケーキに添えるのも○。
糖質オフで“健康でキレイな私”を目指そう
カロリー制限ダイエットは食べるのを我慢できずに挫折しがち。ですが、ゆるい糖質オフなら、健康的に理想の自分を目指せます。
ゆるい糖質オフダイエットは、甘いものやおやつも食べられるので楽しく続けられるのも魅力です。今度こそ本気でダイエットしたい!という方は、ぜひトライしてみてくださいね。