冬は乾燥小ジワが目立ちやすい
冬になって目元や口元の小ジワが目立ち始めたなら、乾燥小ジワの可能性大です!1年のうち、もっとも外気の乾燥が厳しくなる冬は、肌内部がドライモードに…。すると、うるおいが失われた肌はシワシワになり、小ジワになってしまうのです。
ここで、肌のうるおい保持について、簡単におさらいしておきましょう。私たちの肌の一番上にあるのが角層です。角層内部のうるおいの16~17%を守るのが天然保湿因子で、整然と並んだ角層細胞に存在します。
細胞の隙間を埋めるのがセラミドなどから構成される細胞間脂質で、角層内部の80%以上のうるおい保持を担っています。角層内の構造に乱れがない肌は、細胞が生まれ変わりすこやかな肌になるために必要なターンオーバーがスムーズな状態です。うるおいにあふれ、キメが整い、弾力がありふっくら…そんな肌状態だと、小ジワは目立ちにくくなります。
ところが、外気の強い乾燥の影響で、ダメージを受けた肌は角層の構造が乱れ、ターンオーバーも停滞しがちに。すると、肌のうるおいが守られません。乾いた土がひび割れてかたくなるように、肌も弾力を失い、皮膚がシワシワになってしまうのです。
さらに、乾燥小ジワに拍車をかけるのが紫外線で、肌表面・内部にダメージを与えて乾燥やターンオーバーの乱れを悪化させたり、シミやたるみなどのエイジングサインの原因になったりします。真夏ほど紫外線量は多くありませんが、油断大敵なのです。
乾燥小ジワケアは保湿と紫外線対策がカギ
乾燥小ジワの原因から分かるとおり、シワケアは保湿と紫外線対策の徹底が重要です。
ていねいなスキンケアを心がけているのに、冬になって小ジワが目立つようになったなら、化粧品の保湿力不足の可能性があります。また、冬になったからと、紫外線対策を怠け気味という方もいるのではないでしょうか。
ここでは、乾燥小ジワケアの基本をおさえておきましょう。
保湿力が高いクリームを投入する
乾燥が気になる部分には、高保湿クリームを使いましょう。うるおいが保たれた肌は、ふっくらして乾燥小ジワが目立たなくなりますよ。また、保湿を続けるとターンオーバーが整い、乾燥小ジワができにくい状態に。
目元や口元は皮膚が薄く刺激に弱いパーツなので、低刺激なクリームだとさらに○です。なお、乾燥小ジワを放っておくと、スキンケアで対策が難しい深いシワになりかねないので注意しましょう。
冬でも紫外線対策はマストと心得る
紫外線は季節や天気に関係なく、地表に降り注いでいます。もちろん、紫外線量は異なりますが、1年を通してぬかりなくUVケアしましょう。
スノーボードなど、冬のレジャーを楽しむ人は要注意。「雪焼け」という言葉もある通り、雪は紫外線の反射率が高く、さらに、山は平地より太陽に近くなります。対策しないと、夏以上に真っ黒に焼けてしまうことも。肌内部はかなりのダメージを受けて、さらに乾燥が悪化 ⇒ 小ジワだらけ…になりかねません。
小ジワ対策クリームはどんな商品がいい?
3大保湿成分(セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン)や、うるおいを守りつつ肌を柔らかく整える植物オイル配合のクリームがおすすめです。乾燥小ジワに特化した、リンクルクリームを投入するのも良いでしょう。
加齢に伴う深いシワもケアしたいなら「シワ改善クリーム」を選ぶのも○。近年、続々と登場したシワ改善クリームは、有効成分としてレチノールやナイアシンアミドなどが配合されています。今までスキンケアでは対策不可能と言われていた、深いシワにアプローチしてくれますよ。
乾燥小ジワにおすすめのクリーム
POLA B.A アイゾーンクリーム
26g 19,800円(税込)
口コミで人気のアイクリームです。こっくりしたテクスチャーのクリームが肌にピタッと密着するので、長時間うるおいをキープできますよ。
「使い忘れると、乾燥小ジワが目立つから手放せない」「目元がふっくらして印象が変わる」など、美容実感も高い一品です。
セグロラ化粧品 APクリーム
175g 12,100円(税込)
「肌のうるおいを徹底的に守る」ことにこだわった、超濃厚クリーム。ワセリンやオリーブオイルをベースに、保湿や整肌に有用な植物エキスや美容成分を配合しています。
やや硬めのテクスチャなので、小指の爪の半分程度の量を手に取り、温めてから目元や口元になじませると○。大容量なので、コチコチかかとやひじのケアにもおすすめです。
EYEXIA アイクリーム
15g 10,978円(税込)
抗シワ(乾燥小ジワ)試験実施済みで、楽天ランキング1位を獲得した実力派クリームです。コラーゲンやエラスチン、レチノール、ナイアシンアミドなど、シワケアに有用な美容成分がたっぷり。
アイクリームですが、口元のシワにも使えます。
思い切り笑って冬を楽しもう
コロナ禍の影響で外出機会は減りましたが、それでも年末年始に年度末と、冬から春は人と会うことが増える方も多いことでしょう。
そんなとき、乾燥小ジワが気になると、思い切り笑えずストレスがたまってしまいますよね。「笑うと免疫力がUPする」とも言われていますし、しっかり乾燥小ジワケアをして、とびきりの笑顔で冬を過ごしてくださいね。