夏は肌にとって過酷な環境だった
外は、気温が高く汗でメイクが流れたり、過剰な皮脂によりベースメイクもドロドロ…。そうかと思えば、室内は冷房が効いて肌が乾燥したりと、屋外と屋内の気温差により朝のメイクがキープしづらい環境なんです。
《夏の化粧崩れの特徴》
- 汗をかきやすく、アイメイクが滲んだりメイクが流れやすい
- 過剰な皮脂分泌により、毛穴の目立ちやベタつきがある
- 皮脂が酸化し肌がくすんでみえる
- 冷房やマスクの付け外しによる気温差で肌が乾燥しやすい
見た目が美しくない!
メイク崩れの1番気になることといえば「見た目」ですよね。皮脂でテカテカして見えたり、マスカラやアイライナーが滲んでパンダ目になったり毛穴が目立ったりと、清潔、キレイとはあまり言えません。
こういった見た目の変化もあることから、美しさをキープするためにメイク直しをしていたという人が多いと思いますが、メイク直しをした方がいい理由が、実はもう1つあります。
それは…。
メイク崩れを放置すると「肌トラブルの原因になるから」
withマスクの時代で、メイク崩れも目立たないから大丈夫!と油断していませんか?メイク直しが面倒、またはマスクで隠れているからお直ししなくても見られないと放置していると、肌に悪影響を与えてしまいます。
例えば、皮脂をそのままにしておくと、空気に触れることで酸化し、肌がくすんだり小鼻は黒ずみ毛穴の原因になります。皮脂の酸化は、くすみや黒ずみ以外にも、過酸化脂質を発生させニキビの元になるため、肌荒れを引き起こしてしまいます。夏の肌は、吹き出物が出来やすいんです。
乾燥していると潤いが不足しバリア機能が低下しているので、紫外線ダメージを受けやすく、シミ・ソバカスの原因や悪化に繋がります。またマスクとの摩擦も起きやすいため、バリア機能を低下しないようにうるおいのバランスを整えることもとても大切です。
おすすめのメイクお直しアイテム
どんな崩れ方をしていてもお直しができるように、ポーチに入れておくと便利なアイテムをご紹介します。
トラベルサイズの乳液
これがないと始まらない!といっても過言ではないほど、メイク直しに使えるのが乳液です。
大きいボトルを持ち運ぶわけにはいかないので、トラベルサイズのミニボトルの乳液をポーチにIN。普段使用している乳液のミニサイズが販売されていない、肌が敏感であれこれ使えないという方は、100円ショップなどで旅行用の容器が販売されていますので移し替える方法も。
綿棒
マスカラやアイライナーなど、アイメイクが滲んだ場合に。
パウダーファンデーション
カバー力重視ならコンパクトタイプのパウダーファンデーション、素肌感や透明感を復活させたいならプレストパウダーがおすすめ。お好みに合わせて選んでくださいね!
リキッドタイプのコンシーラー
くまやニキビ、シミなどファンデーションではカバーしきれない肌トラブルを隠したい人は、コンシーラーもあるとしっかりカバーできます。
ポケットティッシュ
皮脂を抑えるためにティッシュも必須です。ティッシュで抑えると、必要以上に皮脂を取り除くことがないため、混合肌やアラサー世代にはティッシュで抑えるのがおすすめ。脂性肌の人は油取り紙でももちろん大丈夫ですよ。
元BAも実際にやっているメイク直しの方法
元BA、現メイク講師の筆者も行っている、簡単にできるメイク直しをお伝えします!
皮脂でベタベタ崩れているなら
- 崩れている部分をティッシュで抑える
- キレイな面のスポンジで、ヨレている部分を優しく拭き取る
- パウダーファンデーションで、トントンと軽く叩くように重ねる
※コンシーラーを使う場合は、パウダーファンデーションの前に使用します。 - サラッとベースが復活!
冷房で肌が乾燥しているなら
- 乳液を手に取り、乾燥や崩れている部分にくるくると馴染ませていく
- パウダーファンデーションで、トントンと軽く叩くように重ねる
※コンシーラーを使う場合は、パウダーファンデーションの前に使用します。 - うるおいのバランスが取れたベースが復活!
皮脂でベタベタ崩れている場合にも、肌のうるおい補給をしたいなら乳液使いはおすすめです。その場合、さっぱりタイプの乳液を選んでくださいね!
アイメイクが滲んだら
- 綿棒に乳液を少し含ませたら、滲んだところを拭き取る
- ティッシュで軽く抑え、パウダーファンデーションで抑える
- パンダ目撃退!
メイク仕立てをキープするには
肌トラブルの悪化や原因にならないようにするためにも、メイクが崩れたら早めのお直しが大切。
季節や環境、肌質によってメイクの崩れ方は1つではありませんが、どんな崩れ方をしても困らないように、万能アイテムはポーチに入れてすぐにお直しが出来るようにしましょう!