マスクによる肌トラブルの例
肌荒れ
マスクをつけることが日常となった今、肌荒れにお悩みの方も多いと思います。マスクが触れる部分にかゆみを感じたり、赤く炎症を起こしてしまうこともあるでしょう。ニキビができたり、肌がカサカサと粉をふいた状態になることも。またマスクのゴムひも部分があたることで、耳まで荒れてしまう人も増えてきているようです。
これまでにはなかった肌トラブルを抱えるようになったのは、マスクが原因の可能性が高いでしょう。
くすんで見える
マスクをつけるとなぜか顔がくすんでしまうことってありますよね。最近は様々な種類のマスクが販売されていますが、マスクの色選びを間違えると一気に肌がくすんで見えてしまいます。
いくらハイライトやトーンアップ下地をマスクから見える部分に仕込んだとしても、顔のほとんどを覆うマスクの色が自分の肌に合っていないと、このような状態に陥ってしまうのです。
メイク崩れ
マスクを外すとファンデーションやチーク、リップなどの色がべったりついてしまっていることがありますが、これもマスクをしていることが原因です。
基本的に外出中や人と話す時はマスクをつけないといけないので、一日中つけっぱなしになることも。そうするとマスクと肌が触れ合うことで、メイク崩れを引き起こしてしまいます。
肌トラブルが起きる原因は?
摩擦
マスクをつけたり外す時に、どうしても肌との摩擦が起きてしまいます。その摩擦によって肌のバリア機能が低下し、肌荒れを引き起こしてしまっている可能性が高いでしょう。
またマスクの素材が合っていなかったり、何度も使用していることでマスクが毛羽立ってしまい、それが肌への刺激となっていることも考えられます。
蒸れ
マスクをつけていると一番感じるのが、マスクの蒸れではないでしょうか?自分の吐いた息でマスクの中は湿度が高い状態となり、汗をかいたり皮脂が分泌されたりと雑菌がわきやすくなってしまいます。ニキビができてしまう人は、蒸れが原因かもしれません。
乾燥
マスクをしているのに乾燥?と思われるかもしれませんが、マスクを外した時に急激に肌の水分が失われてしまうといわれています。マスクをして蒸れた状態の肌が、外の空気に触れることで一気に乾燥を引き起こしてしまうためです。
乾燥が気になる冬は、特にこの湿度の変化に注意が必要です。
マスクの肌トラブルを防ぐための解消法
自分に合うマスクを選ぶ
メイクをしたりマスクをすることでさえ刺激を感じてしまうくらい肌荒れをしてしまった時は、マスクの素材を見直してみましょう。肌の状態が悪い場合は敏感になっているので、綿素材やガーゼのような素材のマスクだと安心です。
またマスクをつけると肌がくすんで見えたり、顔色が悪くなることでお悩みの人は、マスクの色が合っていないのかもしれません。顔色をよく見せたいのであれば、明るめのカラーがおすすめです。薄いピンクやベージュは肌なじみが良く、顔色をパッと明るく見せてくれます。
反対に暗めのベージュやグレーなどは影ができやすい分、肌がくすんで見えたり、クマが目立ちやすくなることも。人によって合う合わないがあるので、自分に最適なマスク選びをすることが肝心となるでしょう。
常に清潔に
マスクのお手入れを怠ったまま使い続けると肌荒れの原因になるため、常に清潔さをキープできるようにしておきたいもの。マスクをつけていて汗をかいたらこまめに拭いたり、洗えるタイプのマスクなら毎日洗濯をして汚れや雑菌を洗い流しましょう。
清潔さを心がけることは感染予防にもつながることなので、ぜひ徹底して行うようにしたいですね。
スキンケアを見直す
マスクによるかぶれや肌荒れを感じる場合は、今使っているスキンケアの見直しをしてみましょう。肌のバリア機能が乱れてデリケートになっている可能性が高いので、低刺激のスキンケアに変えたり、丁寧な洗顔をすることが大切です。
また日中も乾燥を防ぐために保湿ミストを使ったり、ワセリンなどで保湿をして、肌荒れ対策をすることがポイントです。
崩れにくいメイク
マスクをしていると、どうしてもメイクが崩れやすくなります。完全に防ぐことは難しくても、崩れにくいメイクを意識するだけで改善されるでしょう。
まず肌は下地やファンデーションを使用すると思いますが、厚塗りをするのはNG。トーンアップ下地やカバー力の高い下地とコンシーラーだけで済ましたり、密着度の高いクッションファンデなんかも良いでしょう。
また仕上げにフェイスパウダーを用いるだけで、メイクのもちが格段にアップします。マスクの蒸れによるベタつきを抑えてくれるので、おでこもしっかりつけておくと前髪の崩れ防止にもなります。
マスクと上手に付き合おう
まだまだマスクを使う日々が続くと思いますが、肌トラブルとは無縁の生活を送りたいものです。マスクをすることで小顔効果や「かわいく見える」なんていう声も聞くので、感染症予防をきっちり行いながら上手にマスクと付き合っていきたいですね。