美容液の種類とは?
いつも何気なく使用している美容液。そんな美容液にも種類があることをご存知ですか。その中でもメジャーなのが「保湿美容液」です。特に乾燥しやすい目元や口元に使用している方も多いのではないでしょうか。
目元や口元は、シワやたるみが起きやすい部位なので、積極的に保湿美容液を取り入れていきたいところです。
保湿美容液のほかに、「美白美容液」「シワ改善美容液」「ニキビ改善美容液」「シミ改善美容液」「化粧下地の役割がある美容液」などがあります。それぞれのお悩みに合わせて使い分けていきましょう。
美白美容液とは
美白美容液は、「アルブチン」や「ビタミンC誘導体」などの美白成分が配合されていることが多いです。この成分は、メラニンがつくられることを抑える働きや、もうすでにできてしまったメラニンを定着しないようにする働きがあります。シミや色素沈着予防としても効果が期待できます。
シワ改善美容液とは
シワ改善美容液は、お肌のターンオーバーを促す成分や相乗効果のある成分が配合されています。主な成分として「EGF」や「FGF」「コラーゲン」「プラセンタ」などがあります。
以上のように美容液と言っても期待できる効果が異なります。ご自身の目的に合った美容液を探しましょう。
美容液おすすめの使い方
美容液を使用する場合は、必ず一種類にしましょう。一度に何種類も美容液を塗ることは絶対にダメです。塗る量も、必ず決められた量を守りましょう。もし、シミ・シワに悩んでいる方であれば、夜と朝で使用する美容液を使い分けることをおすすめします。
シミに効果が期待できる美白美容液には、紫外線にあたると逆にシミができやすくなる成分が含まれていることがあります。従って、美白美容液は夜寝る前に使用し、保湿美容液やシワ用の美容液は朝に使用すると良いでしょう。
化粧下地の役割のある美容液は、時間のない朝のスキンケアの時短にもなるのでおすすめです。朝に美容液を使用すると、肌が整うのでメイク崩れも起きにくくなります。
セラミド配合の美容液がおすすめ!正しい選び方とは
お肌の保湿成分である「セラミド」を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、セラミド配合の美容液は使い方によっては効果に差が出てしまいます。セラミド配合美容液の選び方をご紹介します。
選ぶ時に見るべきポイントは、セラミドの種類・配合量・テクスチャーです。セラミドの種類を見ていきましょう。
セラミドの種類には、「天然セラミド」「ヒト型セラミド」「植物性セラミド」「合成セラミド」があります。特に、「ヒト型セラミド」が保湿力が高く、お肌に刺激が少ないので人気があります。
セラミドの配合量は、成分表示だけでは判断できないものが多いです。セラミドは高価な原料なので、安い美容液には微量しか含まれていない可能性があります。
テクスチャーは、ご自身のお肌のタイプによって必要なものが異なります。脂性肌でお肌がべたつきやすい方は、さっぱりしたタイプの美容液を使用しましょう。肌荒れが起きやすいなどの敏感肌の方は、クリームタイプがおすすめです。
セラミドは、お肌の保湿に欠かすことができない成分ですが、お肌のハリをもたらす「ヒアルロン酸」やお肌の酸化を予防する「ビタミンC誘導体」が配合された美容液を選ぶとより効果的です。
美容液を正しく使用して冬の乾燥に負けないお肌に
セラミド配合の美容液がお肌の保湿に効果的というお話をしました。しかし、このセラミド配合の美容液を適当に塗っても、効果を期待することはできません。おすすめの塗り方をご紹介します。
セラミド配合の美容液の塗り方
- 化粧水をお肌に馴染ませて5分間置く
- 美容液を手に出して頬や額、顔全体にまんべんなく広げる
- 顔の中心から外側に向かって馴染ませる
- 手のひらで30秒ほど顔を包み込むようにする
以上の方法で、手の温度で美容液を温めていくと、お肌に浸透しやすくなります。しかし、この時にお肌をゴシゴシをこすってしまうと、お肌の色素沈着がおこりやすくなります。絶対にこすらないようにしましょう。
また、美容液がもったいないからと、少量しか使用しないということも避けましょう。なぜなら、化粧品には規定量があります。この規定量を守らないと、最大限の効果を得ることができません。必ず、使用前に規定量を確認して正しく使用しましょう。
さらに、睡眠時間はお肌が再生する時間です。このタイミングで、お肌にこってりとしたテクスチャーの美容液を使用することもおすすめです。昼間にこってりとした美容液を使用してしまうと、メイク崩れが起きやすくなります。美容液の種類と塗るタイミングを、今一度見直していきましょう。
新しく美容液を購入しなくても、今ある美容液の使い方を見直すだけでもお肌が生まれ変わります。まずは、お手持ちの美容液や化粧品の使い方を調べて、「今の自分のお肌に本当に必要なものなのか?」を考えてみませんか。