リフトアップに効果的なマッサージ法
(1)耳全体をマッサージする
使う指は親指と人差し指を使っていきます。
人差し指は第二関節から折り曲げて、親指が耳の後ろ、人差し指が耳の前にくるようにセットして耳の付け根部分を挟みます。その状態で耳を後ろ回し、前回しと3回ずつ行います。
耳の端を指で挟んで動かすとうまく耳を回せなかったり、耳の付け根部分にあるリンパ節を刺激しづらいので、しっかり耳の付け根部分を挟むようにしましょう。
3回ずつ耳を回し終えたら、先ほどと同じように耳の付け根を挟んで、そこから耳の端へ指をスライドしていきます。耳周りの血流をよくするのに効果的なマッサージです。
耳全体をマッサージしていきたいので、スライドする方向は放射状に行います。耳の付け根から耳上、耳の付け根から耳斜め上、耳の付け根から耳横、というようにスタートは耳の付け根から全て行います。
耳上、耳斜め上、横、耳斜め下、耳下までを1セットとし、それを3回繰り返しましょう。
(2)頬骨の下をマッサージする
次に使う指は人差し指だけになります。
先ほどと同じで人差し指を第二関節で折り曲げた状態で使っていきます。
スタートは耳たぶの横あたり、触った時に頬骨の凹んでいる位置になります。その部分に人差し指をセットします。人差し指を第二関節で折り曲げると、第二関節が一番尖った状態になりますので、その部分を使ってマッサージしていきます。
耳たぶの横から始めて、小さな円を描くようにくるくる人差し指を時計回りに回しながら、顔の中心まで人差し指を動かしていきます。
頬骨の下は筋肉が硬くなりやすい部分なので、頬骨の下を人差し指で刺激してほぐしていくマッサージになります。なので、円を描きながら人差し指を動かしていく時も頬骨より上まで飛び出ないことがポイントです。
顔の筋肉は体と違い骨と皮膚にくっついているので、とてもデリケートな場所です。強くやり過ぎてしまうと摩擦が起きて色素沈着することもありますので、この部分は優しくさするようなイメージで行いましょう。
人差し指をくるくる動かしながら小鼻の脇まできたら、もう1セット繰り返します。
指を動かしている時に部分的に凝っているところがあれば、そこだけ少し長めにほぐして構いません。頬のたるみやほうれい線の改善にも効果的なマッサージです。
(3)頬下のマッサージ
次に頬骨下からフェイスラインに向かってほぐしていきます。このマッサージは、頬下に溜まった老廃物も流しやすくするのでむくみにも効果的なマッサージです。
使う指は人差し指と親指です。
人差し指は、今までと同じ第二関節を折り曲げている状態にします。今度は折り曲げた人差し指の第二関節から付け根部分の側面を頬骨の下にセットします。
画像のように人差し指の側面を横にしてあげると、頬骨下にしっかりフィットしやすいです。親指は顎下に置いておくと支えになってくれるので、人差し指がスライドしやすくなります。
スタートは顔の中心、ちょうど小鼻側から始めていきます。頬骨下に人差し指をセットしたらそこから優しくフェイスラインに向かってスライドしていきます。
フェイスラインまできたら、先ほどの頬骨下から少し外側にずれて同じようにフェイスラインまでスライドします。
この流れを繰り返しながら、顔の中心から耳の付け根まで進んでいきます。
ここまでで1セットなので、むくみが気になる方はあともう1セット繰り返しましょう。スライドする時に滑りが悪い方は、マッサージオイルやスキンケアをつけて行うといいでしょう。
(4)フェイスラインのマッサージ
次にフェイスラインにアプローチするマッサージを行います。
使う指は先ほどと同じ、親指と人差し指です。
人差し指は顎、親指は顎下にセットして両方の指で顎を挟むようにセットします。この状態で、顎の中心から外側に向かって人差し指と親指を優しくスライドしていきます。
ここはリンパが溜まりやすくむくみやすい部分なので、3回スライドしてあげましょう。
(5)首回りをマッサージ
フェイスラインから流れてきた老廃物を下に流していくマッサージになります。
使うのは親指以外の4指になります。
指先を顎下にセットしたら、そこから優しく鎖骨に向かってスライドしていきます。これを3回行いましょう。
滑りが悪い時はマッサージオイルやスキンケアをつけてあげると、摩擦を防ぐことができますよ。
最後は鎖骨部分にあるリンパ節を押して終了になります。鎖骨の凹んでいるところを、4指を使って優しくさすっていきます。
ここの部分が凝っている方は、少し長めにさすってあげましょう。老廃物を流すのに効果的ですし、鎖骨が肉で目立たないという方も鎖骨を目立たせるのにお勧めです。
まとめ
今回のマッサージはたるみ、ほうれい線のシワ、それから二重顎にアプローチをしたマッサージになります。
短時間でも顔がすっきりしますので、スキンケアのついでやお風呂上がりに行ってみてはいかがでしょうか?